脳科学的日常(3)- 知的障害+ADHD①
筆者が勤務している発達障害児童向けの療育施設では、重度の知的障害と診断された小学校低学年の子がいる。日頃その子の世話をしつつ行動や表情をよく観察していて、その様子を中心に感じたことをお話する。
1.特徴
①会話らしい会話ができない
②読み書き計算ができない
③絵が描けない
④トイレが自分ではできない(紙オムツを使っているが、そろそろ取れそうとのことである)
⑤周りからの働きかけに対する注意をなかなか向けられなく、呼びかけに即座に応じることが少ない。(強く促すと応じる)
⑥