二次元のオタクがドラマ「クロサギ」第一話を見た感想

アニメのオタクになってから、ドラマを見るのが得意ではなくなった。

私だって7年くらい前まではドラマを結構見ていたのだ。嵐が好きだからメンバーが出ていると自然と見ていた。

元々私は一点集中型のオタク。一つのコンテンツに深くのめり込む性質がある。最近は緩和されてきたが、前はハマったものがあるとそれ以外への興味がまるで薄れてしまっていた。

だから、アニメにハマり始めると、ドラマを見なくなったのだ(全く見なかったわけではないが)。

そうすると三次元より二次元の映像のほうが目に心地よくなり、声優の独特なハキハキとした声が耳に馴染む。

何より1話につき30分(CM含む)という尺がちょうどよかった。ひとたびその時間に慣れてしまえば、1話あたり1時間のドラマを見るのが億劫になる。

……という前提がある中で、ドラマ「クロサギ」を見た。

なぜ見たかと言えば、主演が平野紫耀さんだからである。
というのも、今年の夏くらいから突然King&Princeさんを好きになってしまったので……。
「ichiban」のMVをYouTubeで見た瞬間、ダンスに惚れてしまった。まあKing&Princeさんを好きになった経緯の話をすると長くなるので割愛する。

まず10月11日に主題歌「ツキヨミ」のMVがYouTubeにアップされる。

見た。

なんだあの色気とかっこよさは。

ラテンなサウンドに激しいダンス。溢れて止まない色気。初めて見てから毎日あの動画を見ている。

主題歌から私の中の「クロサギ」のボルテージが上がり、そして、来る10月21日……いや録画だから22日、ワクワクしながら第一話を見たのだ。

……いやぁ、すごい。見入ってしまった。
内容が好きなタイプのものだったというのもある。悲しい過去を背負ったダークヒーロー好き。
平野紫耀さんの顔面が毎秒良かったのもある。あんなのが人混みに紛れてたら5度見はする。
だがそれだけではない。

平野紫耀さんの演技が迫真だったのだ。

特に深く印象に残ったシーンは二つ。
一つ目。高校時代の回想と現在雨の中で歩いている場面が交錯するところ。
主人公・黒崎高志郎の心の痛み。父親に刺された瞬間を思い出して叫んだ悲痛な声。
私の心も腹も痛いわ。あのシーンは全ての動作をやめて画面に釘付けになった。

二つ目。今回ターゲットにしていたシロサギの胸ぐらを掴み激昂するシーン。
黒崎の怒り、悲しみ、恨みが全面に出ていた。
相手の背中を打ち付けた窓ガラスが割れるかと思ってヒヤヒヤした。アニメだったら割れてる。
そのくらい気迫に満ちていた。

残念なことに、私は映像作品や演技について詳しくない。だから感想を述べる以上の批評はできない。この凄さを分析しきれないのが惜しい。

そう思うほどに、私はこのドラマに惹き付けられた。

見た直後はしばらく惚けていた。良質な作品を見たと思った。充実感があった。脳がビリビリした。
この感覚をドラマで味わったのはいつぶりだろう。

もっとわかりやすく感動を言う。
アニメの尺に慣れた私が、一時も目を離せなかった。初回20分拡大だったのに。

そして感動冷めやらぬうちに、主題歌「ツキヨミ」のCDを予約した。初回盤A。来るのが楽しみだ。

これで伝わるだろうか。私の受けた感銘が。

ドラマ「クロサギ」、面白いぞ。

ちなみに私は山Pの「クロサギ」を見ていないので、新鮮な気持ちでストーリーを味わう。
ざっとTwitterで視聴者の反応を見てみたが、山Pの「クロサギ」が好きだった人にも、平野紫耀版は好評そうである。

期待値は高い。

ドラマ「クロサギ」、最後までしっかり見届ける。


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