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僕の部屋①

今日も朝5時に起き
いつものルーティンとも呼べるような準備をする
歯を磨きコンタクトを入れ終わると
冷蔵庫の前には昨日作ったお弁当を弁当袋に
入れて準備をしてくれる彼女がいる
それもいつもの光景
いつものプレイリストを流しながら薄暗い朝の高速をひた走る

仕事に行き帰れば20時頃
当然翌日も早いので平日はいつも睡眠と仕事で埋め尽くされている
そんな日々を嫌だと思ったことはなかった
そんな日々に色が無いかと言われれば
そんな事もない
そう思っていたからだ

色を作る、付けるという行為は
これ以上色を混ぜると汚く見えてしまう
今が完成形だ。
そんな風に思うことはなくても
今が1番幸せだ。満たされてる。
そんな瞬間がきっと生きてる限り
何度も味わうものだろう

安定した生活をしている時、色は何色だろうか。橙色みたいな感じか、紺色みたいな感じもあるな、深緑色もある。
その時々の安定には、安定を崩してくる別色を
その混ざって乱れた色に合わせて、安定した色に持っていく過程があるからだろうと思う。

そんなこんなで今の自分色は橙色かな、なんて考えながら過ごしてる。

家に着くといつもどこの誰が入れたらこんなにすぐ貯まるんだというほどに、今にも溢れそうなポストの中身を抱えて階段を上がる。
大抵は宛名のない広告ばかりでどんどんとゴミ箱へ放り込まれていく。
そんな中一枚の大きな封筒に自分の名前が書いてあるのを見つけた

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