病院管理栄養士おすすめの書籍

こんにちは、chiiです。
この春から新たに職場で活躍する管理栄養士の方も多いのではないでしょうか。私も転職する中の1人です。新卒の方はそろそろ合格発表ですね。
新しい職場での業務になれるまでは大変ですが、きっとすぐになれます。

私は急性期病院(給食:直営)→急性期病院(給食:委託)へと転職した身です。

臨床業務はほぼ未経験(栄養管理計画書作成をちょろっとやった程度、栄養指導なんて皆無)な状態で病棟配置をしている病院に転職しました。
(よくぞ採用していただけました・・・・)

入職してから右も左もわからないまま病棟へ・・・外来栄養指導へ・・・・
でも患者さんからしたら1人の管理栄養士であり、医療従事者です。
不安な気持ちを見せては患者さんも不安になってしまいます。
自身の不安を少しでも取り除くために必要はのはやはり、「知識」です。

ただ、国試の内容と実際の現場では同じ症例は1つもありません。基本的な疾患の栄養療法を理解した上で患者さんひとりひとりの状況に合わせた栄養指導、栄養管理が必要になってきます。この部分は「経験」ですね。

自分の知識を広げるために先輩や上司にアドバイスをいただくのも一つですし、学会参加、論文を読むなどいろいろと方法はあります。
日々の業務の中でもパパっと振り返れるように一冊、栄養管理の基本についてまとまった本を置いておくのも一つですね。

私が栄養指導でよく使う本

栄養指導をするにあたり全くの未経験だったので、まず振り返りのために勉強をし直しました。

栄養指導で多いのが生活習慣病に対する指導です。特に、糖尿病、高血圧症、脂肪肝、脂質異常症、慢性腎臓病に対する栄養指導はまずはじめにできるようになっておくとよいのではないでしょうか。

栄養指導は個々人に対して適切な食事内容を提案しなければなりませんが、各疾患に対する栄養食事療法のベースは頭に入れておくべきです。
各疾患の栄養管理についてまとまっている本として「栄養食事療法必携」はよく使っています。

糖尿病食品交換表を用いて食事療法されている患者さんは正直少ないです。しかし指導する栄養士側が食品の表分類や、1単位の食品重量をざっくりとでも把握しておけば、食事の聞き取りからの摂取エネルギー量の推測がしやすくなります。(特に主食量を把握しておくと便利です)


料理や外食のメニューごとにエネルギーや塩分が表記されている本もよく使います。患者さんと一緒に写真を見ながら、よく召し上がるものを聞いていったりすることで食習慣、食行動などが把握しやすいです。

普段よく食べるもののエネルギーや塩分量を知ってもらい、興味関心を持ってもらうことがまず初めの一歩かなと思いつつ栄養指導をしています。


各病院オリジナルの媒体

病院それぞれに栄養指導のオリジナルの媒体を作成していることも多いのではないでしょうか。病院の約束食事箋に基づいて作成されていることも多いと思います。どのような媒体を使用しているかは先輩や上司に確認することも必要ですね。


栄養指導事例集

栄養指導未経験での転職でしたので最初はイメージを持たせるために、栄養指導の事例集を購入して頭の中でシュミレーションを繰り返していました。(かなりの心配性なので・・・)
どのような内容を聞き取りすればよいか、聞き取り内容から改善点を考え、提案していくなどだいたいのパターンが見えてきます。


栄養指導や栄養管理に関する書籍もたくさんあり、自分に合う合わないもあると思います。大型書店であれば管理栄養士向けの書籍も取り扱いはありますし、まずは手に取ってみるとよいのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

chii

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