見出し画像

フォトコンについて-4-

今回は、総合写真展で「優秀賞」に選ばれた作品についてです。
(トップ画像は入賞写真ではありません。アシカラズ)

この写真を撮影するに至った経緯は、noteの「初めてカメラを持った頃3」に出てきた人物が深く関わっています。

つまり、僕を始めて鉄道写真撮影に誘ってくれたクラスメイト、М君です。

小学校5・6年の頃、同じクラスになり、そして、同じ中学に通った後、
高校からはバラバラに、それぞれの道を歩みました。

その後、同窓会で一度再会したものの、そのときはジックリ話す機会はありませんでした。

そしてまた時は流れ、数年後、偶然にも通勤電車の帰路、同じ電車に乗り合わせたのです。
お互い名刺を交わし、同じ神戸在住ということで、近々食事でもと約束をして別れました。

後日、食事の席では、当然ながら昔話に花が咲きます。
『М君が誘ってくれたのがキッカケで、撮り鉄人生まっしぐらやで~』と言うと、本人は全くそうは思っていなかったらしく、
『え、そうなんや。でもブログ見たけど、写真上手いやん。』と誉め言葉。
何でも、彼は独立して個人経営者なのだとか・・・
『また何かあったら声掛けるわ』
そう言って別れ、またまた時は流れました。

4年前ぐらいだったでしょうか、突然メールで連絡が来ました。
「〇月〇日空いている?鉄道車庫でイベントがあるんやけど、遊びに来ない?」
残念ながら、そのときは仕事の関係で行くことが出来ませんでした。

その後、2回ほど同様のお誘いがありましたが、なかなか都合がつきませんでした。
そして2年前、漸く時間が合い、参加させて頂くことに・・・

内容は、ある町の自治体が募集した親子連れを、その町にある駅と車庫を巡る見学・体験ツアーでした。
何でも広報用に記録写真を撮ってほしいとのことで、専属カメラマンという名目で同行させてもらいました。

鉄道会社の社員さん先導のもと、駅構内を見学。そして、そこから徒歩で車庫に向かいます。
車庫では、運転席に座ったり、車掌体験をしたりと、内容は盛り沢山です。
そして何より、子供たちの表情の明るいこと!

制服・制帽に身を包み、電車の前での記念撮影時、ある兄弟の表情が素晴らしく、シャッターを切った瞬間、
『これはイケル!』と、見事な手応えを感じました。

イベント終了後、その兄弟の保護者に「写真を送りたいので」と連絡先を聞き出し、後日、引き伸ばした写真とデータ、そして手紙と名刺を入れ、お贈りしました。
その中には、返信用ハガキも同封。
ハガキには、受取に加え、コンテスト等での使用許可を頂く記入型にしました。

後日、ハガキが返って来ました。
写真は、大変気に入って頂けたようで、コンテストへの出品許可も快く頂くことが出来ました。

返信用のハガキの内容

そのときの写真が、今回「優秀賞」に輝いた次第です。
「上達と上位入賞のための表現ポイント」の第1回に「『子ども力』を活かそう」とあり、この作品は、見事にそれを狙った訳です。

因みに、これ以後、М君からは正式に専属カメラマンとして、年2回お手伝いをすることになりました。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!