珍獣屋に行ってきたよ
こんにちは。3933です。
日々様々な事が億劫になっているのですが、noteも毎月1記事ぐらい更新したいよね、という気持ちがあるのでキーボードをカタカタ鳴らしています。
ゲームやTwitterばっかりやってたら悪態しか出ない口になるし、短文しか書けない脳になりますからね。
今回の記事は全3,056文字です(平均的に約3分ほどで読める量)。
この記事は何?
今回は珍獣屋のレポート記事です。
去る2022年10月、神奈川・東京方面に遊びに行っていました。
約4日間ほどの滞在で、色々なお店に行ったり色々な人と会ったり、名取さなとさえきやひろのハロウィンイベントを見に行ったり…
密度としてはかなり高めだったので旅行記としてまとめようかな、とも思っていたのですが、
「俺は楽しかったけど第三者が読んでも別に楽しいものではないんじゃない?」
という気がしてきたので、珍獣屋の部分だけを独立記事とする事にしました。
この記事は、虫はもちろんなのですが、普段食卓に並ぶ事のない生き物が調理されたものの写真が含まれるので、苦手な方はここで読むのを止め、ブラウザバックして、こんな記事の存在は忘れて、ホットミルクでも飲んで身体を冷やさないようにして寝てください。
珍獣屋って何?
ジビエ料理や昆虫食、他では提供していないような珍しい食材の料理を提供しているお店です。
マップ上での位置は分かるのですが、ビル中の2階にお店があるのでちょっと見つけにくいです。
珍獣屋のTwitter
公式Twitterを見たら大体の事は書いてあります。
メディア欄も結構なインパクトあると思います。
営業時間は17時~なのですが、不定休で営業終了時間もまちまち、界隈では有名な人気店なので、予約して行くのがベターだと思います。
不定休なのでそもそも電話自体も通じにくかったですが。
また、『ウーパールーパーの丸揚げ』は席の予約をしていないと注文ができません。
支払いは現金のみとなっているので、事前にお金をおろしておきましょう。
仕入れ状況でその都度メニューが違いますが、ネットにメニュー表の写真が転がっているので、それを参考に握っておく金額を決めてもいいかもしれません。
珍獣屋で頂いた命たち
以下より料理の写真とその感想が続きます。
歯は通りやすいけど噛み切れない。
卵かけご飯みたいな味がするなぁと思ったんだけど、これは調味料の味だった。
噛めば噛むほど旨味が…っていうわけでもなく、ひたすらに噛み切れない。
小魚を揚げた味。小魚を釣ってきて、調理法に困った時にとりあえず揚げた時の味。
身はプリプリしてる。
骨は全体的に鳥の軟骨みたいでコリコリしてる。
頭部はほぼ軟骨のコリコリ。
中サイズと大サイズがあったのですが、今回は色々食べたかったので中サイズで注文です。
食べた事のある味!鶏だ!歯ごたえがかなり強くて鶏の味!
歯ごたえがかなり強くて鶏の味………。親鳥の唐揚げ。
骨が結構太くて大きいので、見た目に反して可食部はそんなに多くなかったですね。
白身魚の唐揚げ!
ここに来てシンプルにおいしい。
鮫って白身魚の味なんだな。カレイの唐揚げが近いかも。
人喰い鮫、ホオジロザメなんですかね。
心筋だからかかなり歯ごたえがいい。
ウミガメの刺身ほど噛み切れない事はなく、本当に歯ごたえがいい。
コリコリ感の具合が丁度良く、酒のアテにかなり良い感じ。
度数高い酒。
度数高いけどスッキリ飲めるから頼み続けてたら翌日起き上がれなくなりそう。
脂身がトロトロしててかなり濃厚。普通に肉ですね。チャーシューの肉。
これも普通におしいかった。
癖のある濃厚な白子。
うまいけど、お酒がないと口に味がしっかり残るから結構キツいかも。
ラム肉が近いですね。ずっと噛んでると奥に血の味がする。
歯ごたえが!とかじゃなくて噛み切れない。
これだけニンニクが添えてあったんだけど、ここまでの刺しの中で一番素材の味、野性味が強いような気がしたからそういう事かも。
後から知ったんですけど、ヤギの金玉って沖縄の方だとご馳走らしいですね。
探偵ナイトスクープでも食べてるのを見ました。
脂の多いラム肉!って感じ。
ホロホロしておいしい。
味濃い目なのでお酒が進む。
左上:コガネムシ
この中で一番味はいいけど羽?甲殻?みたいなのが噛み切れない。
右上:蜂の子
これが一番癖が強くてキツい。
珍味・高級食材として有名な蜂の子だけど、普段人が食べていると認識しているものが一番キツいなんて事ある?
中央:イナゴ
甲殻類、カニ、エビとかの風味が近い。
風味はそうだけど味はあんまりしない。
イナゴの佃煮をもらって食べた時も思ったけど、バッタ系は脚が口の中に当たった感触が嫌であんまり好きになれないな。
左下:ミルワーム
ピーナッツっぽい味。
後味の癖が強いけど、お酒のつまみにめちゃくちゃ良い。
右下:ゴキブリ
エビの唐揚げ。
コガネムシみたいな噛み切れない不快感がないので、この中では一番食材として良いと思った。うまい。
全体的にスナック菓子っぽいですね。
イナゴ(コオロギだったかも…)が刺さってて、ミルワームが振りかけてある。
プリンの味がかなり濃厚で虫の味はほぼしない。
虫の味がほぼしないので、プリンにサクサクしたフレークがかかってる感じ。
食感が楽しいけど、ミルワームいっぱい食べてたら途中から胸やけしてきた。
刺しや素揚げといった調理法が多かったので、結構似たり寄ったりな味ではあったのですが、その中でも鹿の脳みそは味の主張がものすごかったですね。
刺し、炙り、素揚げじゃない調理法でも食べてみたい素材は多かったですが、しっかり調理して料理にしちゃうと料理の味になるんだろうな。
珍獣屋に行って分かった事
今回は3人で行って割り勘、1人当たり1万2000円ぐらい払った気がする。
これだけの食材を仕入れ、管理、調理する労力を考えれば真っ当なお値段である事は織り込み済みで行っているのですが、普通の人は1万2000円も握ってたら普通に美味しいものを食べに行くんですよね。
それでも自分は高級料理に舌鼓を打つよりも、知的好奇心を優先した訳ですが。
お付き合い頂いた2名の犠牲者には手痛い出費だったと存じます。
本当にありがとうございます。
おかげ様で1万2000円で色々なものを沢山食べる事ができました。
今回の経験から得られたものは
・鳥や牛、豚の肉が家畜として世の中に流通しているのはそれだけの理由(繁殖時の費用対効果、可食部の多さなど)があるのだなという事
・また、それらを非常に安価で提供している一次産業への感謝
・日常的に安価でおいしいものが食べられる状態の有難み
でした。
この後で向かった安居酒屋。
焼きそばや卵焼き、エイヒレや枝豆。
一人頭数千円で大満足して解散しました。
安くて美味しいもの、最高!!!!!
おまけ(おみやげ編)
帰り際に「お土産!」と言って渡された、真空パックされたワニの手。
友人「これってどうやって食べるんですか?」
店主「食べれないよ!」
友人「え、これどうするんですか?」
店主「お守り!冷蔵庫の奥の方に入れておくの!」
友人「はぇ~…」
店主「これ持ってる時に職質されて、カバンに入ってるワニの手見せたら何これってなってね~」
自分「本当にお守りか?」
ほなまた。
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