BOOK OFFの本 (5/4 追記)
BOOK OFFの謳い文句
BOOKOFFは現在、「好きなのあるじゃん」というキャッチコピーを掲げて広告を打っている
BOOKOFFは、業界最大手であり、扱っている古本の量は膨大だろう
その分、各人の好きな本に巡り合える可能性は高い
この「好きなのあるじゃん」というコピーはとても魅力的だ
ただ、今回は、このキャッチコピーについては正直どうでもいい
私が注目しているのは、ホームページに写っている書籍についてだ
これらの本は全て、存在しない
架空の書籍なのだ
実在する本を広告に使ってしまうと、その本は「買った人が売り払ってしまうような代物」であるというメッセージになりかねない
このような配慮からBOOKOFFは架空の本を使ったのだろう
もちろん単に権利関係の問題なのかもしれないが
調査
それでは、これらの本について調べていこうと思う
『星になったペロ』
小学校中学年向け、と書かれている
これの元ネタは分かりやすい
『星になったチロ』だ
天文台長として人気を博した犬のチロの生涯を描いたノンフィクションであり、読書感想文の課題図書として定番の一冊だ
ただ、『チロ』と違い、『ペロ』は非常にページ数が少なそうに思われる
絵本のようだ
絵本が「小学校中学年向け」……?
『完訳 6つの定義 合理主義の超越』
こちらの元ネタは『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』だろう
正直これに関しては疑いようがないだろう
「完訳」の表記が露骨だ
さらに筆者に注目すると……
BOOK OFF → ブライアン・R・(以降見切れている)
オリジナル → スティーブン・R・コヴィー
と、ミドルネームがどちらもRだ
これはもう確定でいいだろう
『夢でもし逢えたら』
装丁は少女漫画風だが、タイトルからはビジネスジャンプで連載された『夢で逢えたら』がもっとも近そうである
と思っていたが、言わずと知れた少女漫画雑誌『りぼん』で連載されていた同名作品の方が雰囲気は近そうだ
この点に関しては議論の余地があるかもしれない
『カナリアの鳴き声』
与えられている情報が少なすぎる
指の間をよく見ると、筆者の名前らしきものが写っており、「木下夏葉」と読める(コメントで「村上春樹」のもじりではないかというご指摘をいただいた。絶対そうじゃん)
しかし作品の中身に踏み込む情報はない
上部に何やら英語が書かれているようだが、潰れていてほとんど読み取れない
ヒントだったかもしれないのだが
打つ手なし……
残念だが、諦めよう
むむっ????
心くんが、『カナリアの鳴き声』を持っていた!!
はっきりと、「LOOK BACK ON THE MISTAKE OF PAST I FORGOT(私が忘れた過去のあやまちを振り返る)」と読める!!
ありがとう、こころくん!!
まあ読めたとて、ではあったが……
語感的には『ザリガニの鳴くところ』が近そうだ
ザリガニとカナリア、逆すぎる
いずれにせよ、『カナリアの鳴き声』については続報が待たれるところだ
(5/4 追記)
コメントにて、『カナリアの鳴き声』の元ネタは『カッコウの呼び声』ではないか、という情報をいただいた。
『カッコウの呼び声』は、ハリー・ポッターシリーズの作者である、J.K.ローリングが別名義で著した推理小説だ。
「カッコウ」と「カナリア」、どちらも「カ」から始まる鳥だ
そして、「呼び声」と「鳴き声」
これはもう正解と言ってもいいのではないだろうか
『山田ノエルの妄想クッキング-後編-』
前編を知らないのに、後編がお出ましになった
ここからわかることは、
・この彫りの深い男性の名前が、山田ノエルであること
・この本の主題が、妄想クッキングであること
・これが後編であること
のみだ
これには流石にお手上げか、と思っていたのだが
山田ノエルは、松本穂香さんの出演するCMに、既に登場していた
CM内で松本穂香さんは「うわ!このパティシエのレシピ本!?」と興奮を隠せていない
ここで山田ノエルが有名なパティシエであることがわかった
そして、『妄想クッキング』がレシピ本に分類されることも判明した
まとめ
以上が私なりに調べた結果だ
「これが元ネタじゃないか」という情報があれば大歓迎だ