#CMC_Meetup MAX カウントダウン!あと6日! - コミュニティは分野を超えて
小野寺です。しかけ株式会社の代表取締役と、一般社団法人焼き餃子協会の代表理事を勤めております。肩書きなんてどうでも良いのですが、法人というのは社会をハックするための最良のツールですので、この2社を設立しました。
本来の私は、社交性も社会性もない人間です。そんな人間を社会にフィットさせる手段が、自分で常識を作り出すということでした。その手段として法人をつくり、その結果としてこのようなキャラクターができあがってきました。
という私が、コミュニティマーケティングに取り組む人達にとって日本で最大の祭典であるCMC_Meetup MAX! に登壇させて頂くことになりました。私が登壇させていただくテーマは「地方コミュニティ、個人コミュニティのオンラインでの可能性を探る」です。「個人コミュニティ」、「オンラインでの可能性」という2つの大きな課題があって、しかもパネラー2名+モデレーター1名による40分のセッションなので、これはかなり難しい。どう私の活動と、そこから参加される方への学びとなる情報をお伝えできるか、悶々としておりました。
そんなところに、今回のイベントを盛り上げる「カウントダウンCMC_MAXリレーブログ」という企画があると聞いて、ここに前振りを入れておけば話を参加者も少し理解しやすくなるのでは!と思って勇んでリレーブログに参加させて頂きました。
ということで、チャラ電Mitzさん(はじめまして)からリレーを引き継いで投稿します(現時点で20日の26時ぐらい)
CMC_Meetup MAX! とはなんぞ
CMCというのは、Community Marketing Community(コミュニティ マーケティングを考えるコミュニティ)で、それについて集まってお話ししようというのが、CMC_Meetupです。そのCMC_Meetupで最大のイベントなので、CMC_Meetup MAX!なのだと思います。
実は私はこのコミュニティのビギナーでして、コミュニティマーケティングを実践しようと思って活動しているわけではありませんでした。でも、何かコミュニティマーケティングを考える人たちの参考になる情報が私の活動から期待できるのであろう、という思惑で、お声がけをいただけたのかと思います。
私とCMC_Meetup
最初のきっかけは、東京餃子通信 編集長の塚田さんから、AWSにいた小島さんと大久保で世界の餃子巡りをするから一緒にどう?とお声がけを頂いたことです。前述のとおり私は社交性はないのですが、知的好奇心においては貪欲なもので、世界の餃子巡りというテーマもそうだし、この二人に会うのが面白そうであるということで、即答で「行きます」と答えました。
そこで初めてお会いした小島さんにモモを食べながら自己紹介しているうちに、CLS高知とかいう高知で開催するイベントでLT(ライトニングトーク、5分ぐらいでお話しすること)しない?と言われて、高知といえば安兵衛の餃子が食えるな、と思って即答で「行きます」と答えました。
実は、このCLS高知で初めてコミュニティマーケティングというものを知った次第で、LTでもコミュニティの話は全くせずに「焼き餃子は日本の文化である」とか「日本人は餃子が好きというわりに興味はさほどない」などといったことをお話をして、さらには懇親会で北海道の宝永餃子と鹿児島のビッグファイブ さんの黒豚しそ餃子を焼かせて頂き、「餃子ジョッキー」としてのパフォーマンスをしに行っただけでしたが、そこでコミュニティマーケティングを考える人たちから感化されまして、私がこれまでやってきた活動がコミュニティマーケティングというフレームワークでどのように解釈できるのかを考える日々が始まりました。
小島さんの本を読んだのも、実は高知に行った後でした申し訳ございません
焼き餃子協会の活動はコミュニティマーケティングなのか
コミュニティマーケティング界隈でよく使われる言葉として「ファーストピン」というものがあります。この人が関心をもったら、連鎖的に他の人も関心を持つ可能性が高い人を、ボーリングの先頭ピンになぞらえて「ファーストピン」と呼びます。何かのコミュニティを盛り上げたかったら、ファーストピンな人を見つけ出すことが、コミュニティマネージャーという人の重要なミッションになります。
私は、日本全国各地の知られざる美味しい餃子たちのファーストピンでありたい。あえて表現するなら、そのような言葉になります。
そして、それら全国の餃子を「美味しく焼いて食べられる」こと、「焼き餃子は日本の食文化である」ということを伝えるコミュニティを「焼き餃子協会」という名前で立ち上げた、と言うことができそうです。
つまり、ある側面では個々の餃子を愛するファーストピンであり、もう一方の側面では全国の餃子を愛するコミュニティの発起人である。シンプルにいえば、そういうことです。
今回のパネルディスカッションのテーマで「個人コミュニティ」というお題を投げられています。こうしたファーストピンでありコミュニティ発起人である私個人が、マスメディアという拡声器を使って伝えることが増えたことが「個人コミュニティ」に見えるのかもしれません。別に私のファンをつくることを目的とはしていませんが、私の振る舞いをきっかけにコミュニティに関心を持ってくれたら良い。ファーストピンであり、コミュニティマネージャーでもある個人だからこそできる芸当と言えるのではないでしょうか。
この点について、詳しくは、CLC_Meetup MAX!でお話しできたらと思います。
オンラインの可能性
簡単に美味しく餃子を焼けますよ、とか全国各地からこんな餃子を取り寄せできますよ、と言うことは、コロナ禍が起こる前からお伝えしてきたことですが、コロナ禍だからこそ自宅で楽しめるものを、ということでお取り寄せ餃子が多くマスメディアに露出するようになりました。
このようなきっかけを見越していたわけではありませんが、いずれお取り寄せ餃子というものが一般的になる日が来るということは見越してやってきました。その日を近づけるために、焼き餃子協会というコミュニティの力が必要でした。
まずは焼き餃子協会が主催する「ソーシャル餃子フェス」や、全国各地で開催される「餃子フェス」への後援などで、餃子の焼き方をみてもらってやってもらうという体験機会を増やしてきました。
また東京餃子通信の塚田さんと一緒に宇都宮餃子祭りを巡るバスツアーを開催したり、群馬にある大阪王将さんの餃子工場見学ツアーを開催するなど、餃子ファン同士が交流することをメインの活動としてやってきました。
しかしコロナ禍でできなくなったことは、まさにこうした「体験」の提供でした。
それで考えたのは、「逸品ぎょうざ頒布会」という、焼き餃子協会がセレクトした餃子を毎月お届けするサービス。北海道や宮崎県高鍋町、京都市などに餃子を食べに行くことは難しいですが、物流が止まっているわけではないので餃子が全国に飛んでいくことはできる。作っている人の言葉や気持ちも添えて、全国に直送してもらうことで、餃子を通した「旅」の体験ができ流のではないか。みんなで集まってご飯を食べるということは難しいけれど、同じものを同時期に食べることは、楽しいのではないか。そのような体験をして欲しくて、急遽50人定員で逸品ぎょうざ頒布会を4月から始めました。おかげさまで参加頂いた方からも好評です(定員いっぱいで現在募集停止中)
こちらを盛り上げるために、SNSが不可欠でした。そして、明日は京都の「マルシン飯店」さんと「ほぁんほぁん点心餃子工房舗」さんの餃子職人を囲んでのオンラインミーティングを開催します(焼き餃子協会の会員限定)
このオンラインミーティングの結果など、どのようにオンラインを活用しているのかという近況をCMC_Meetup MAX!でお話しさせて頂きます。
このセッションで感じて欲しいこと
モデレーターの藤井さんからは「これからコミュニティを立ち上げようとする人に勇気や希望を与えるような話を期待している」と言われたので、視野を広げたり、思考を深めるヒントになるようなことを口走ることができたらいいなと思っています。
そして結果的に、このコミュニティに参加する人の裾野を広げるきっかけにもなれたらいいなと思っています。例えば、餃子屋さん自身がファーストピンとかアウトプットファーストとか言いながら参加されるのも面白いのではないかと。私は本来そういう異分野のブリッジになりたくて、その第一歩として焼き餃子協会という形で活動しているに過ぎないので。
かたやもう一人のパネリストである鈴木さん @kanbo0605は沖縄でコミュニティを立ち上げた話などをされるそうです。分野と地域をオンラインで超えたコミュニティの話になってきたら、色々面白そうですね。モデレーターの藤井さんの手腕に期待でございます。
藤井さんが書かれたオンラインイベントに至る経緯はこちら
次回のカウントダウンCMC_MAXリレーブログは
この「カウントダウンCMC_MAXリレーブログ」、明日は北海道の三浦さん @miu_crescentです。投稿楽しみにしております!
ついでに、逸品ぎょうざ頒布会にも参加頂いて、いつも真っ先に最高の焼き色をアップしてくださって、いつもありがとうございます!
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