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多選問題を考えてみる

前回は、市役所の世代交代について記事にしてみました。

それに関連してじゃないですが、首長や議員の多選問題というものがあります。

要するに、「何度も同じひとがやっていていいの?」というものです。

首長や議員は基本的には選挙で選ばれているので、制度上は問題ないかと思います。

ただ、長く続けているからって実績が伴っているかはまた別の話だと私は思います。

もちろん長く首長や議員を務めることで、世の中をいい方向に進めることが出来ていれば、問題ないかと思いますし、長く務めることで、やることのできる政策もあると思います。

そうした反面、いつまでも同じひとだと時代の変化についていけないとか新しいことが起こらないなどの弊害もあるかと思います。

市役所に勤める者としては、コロコロ市長さんが変わるのは嫌だなとは思いますが、地域の未来という視点から見ると、長くいてもらうのも考えものかなと思うので、ダラダラ続けるのだけはやめてほしいなと考えます。

一方で、地方だと首長や議員の成り手不足という問題が生じています。

この成り手不足問題って地域にとってはかなり危険なことだと思います。

首長や議員ってその地域では大きな発言力、影響力があると思うんですが、それに対して、魅力を感じていない、やりたいと思うひとがいないってその地域大丈夫?と心配になってしまいます。

個人的には、田舎だと小さなしがらみが多く、自分のやりたいようにできないということもあるような気がしますが、あえて成り手を作らないようにしているのかもしれないと思うときもあります。

成り手を作るということは、今の自分の立場を脅かす存在を作るということにもつながるため、それなら自分でやり続けたほうがいいと思うひともいたのではないでしょうか?

いずれにしても人間は変化を好まない動物です。

そのため、首長や議員も世代交代が難しいのかもしれません。

ここまで他人事のように語ってしまいましたが、市役所職員である以上は自分事として捉えることも必要なのかなとも思います。

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