おまじないの言葉
「じゃんけん強い?って聞かれたら、なんて答えますか?」
学生時代に通っていた研究室のようなところで、講師の方から生徒全員にこんな質問を投げかけたことがある。
わたしは基本的に自分のことを運が良い人間だと思っていて、じゃんけんも多分強いんじゃないかなとぼんやり頭の中で考えていた中で、講師の方が言った言葉はこうだった。
「別に本当に強いかどうかなんてどっちでも良いんですよ。ただ、じゃんけんなんて予測不可能なものに対して弱いなんて思う必要もない。はったりでも良いから「自分は強い」って思えた方がきっと良いと思いますよ」
かなり前の話だから正確ではないけど、確かこんな感じ。
要は気の持ちようってことなんだけど。
この考え方がすごく好きで、今でも大事にしている。
じゃんけんに限らず、不確実なものに対して変に弱気になる必要なんてないわけで。強気でいるくらいがちょうど良いんじゃないかと思っている。
未来なんて、不確実なものの最たる例じゃない。
どうなるか分からないものだからこそ前向きに捉えたいし、嫌なことがあっても自分は運が良いと思っていれば、この後何か良いことが起きるんじゃないかとか、なんなら自分で起こせばいいじゃないかとか思えるし、きっとその方が人生楽しい。
そんな風に思えない時ももちろんあるけど、この考え方を根底に持っていると救われることってたくさんあると思う。
考え方一つで見える景色ががらりと変わるってことは身を以て体験しているから、こういうおまじないみたいな言葉を忘れずに大切にしていきたい。
もしもわたしにじゃんけんで勝ったら、きっとあなたもラッキーな人だね。
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