子どもと男らしさ・女らしさ
長閑な15時過ぎ、私の職場では、自閉症の男の子が、おやつの皿をひっくり返して癇癪を起こしていた。
多分皿の色が気に入らなかったんだろう。
「お皿を投げるのはいけません。だめです。」と目を見て叱った。
彼は不貞腐れつつ、ごめんなさぁいと小さな声で謝って見せた。
「嫌な気持ちになった時は、私にお話しして。何が嫌だったの?」
と聞くと、
「だって僕は男の子なのに!ピンクのお皿だった!青がいい!僕は女の子じゃない!」
と答えた。
なるほど、と思い
「じゃあ次からは投げずに、青のお皿が