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ガイドのお仕事-10月5日

前日に引き続き、ご夫婦をヨーホー国立公園観光へご案内させていただきました。

ホテルを出るとすぐに雄のエルクに出会いました。
野生動物に出会えるのは、全てはタイミング。
タイミングが合わないと一切見ることが出来ないことも。

動物探しをしながら1Aを使ってレイクルイーズ方面へ。
1Aに入ってすぐの場所で、ブラックベアーに出会いました。
まだ太陽が当たらない時間帯でしたので、暗くシャッタースピードが遅かったことから、熊の動きについて行けず、ピタッととまった写真は撮ることが出来ませんでしたが。
それでも至近距離で熊を見ることができました。

お客様にとっては、1Aに入ってすぐに熊が出たので、かなりの頻度で熊を見る事が出来るのだと思ったようですが、私自身何か月ぶりでしょうかね。
春先依頼の熊との遭遇でした。

私の興奮具合と、何枚もシャッターを切っている様子をみて、熊との遭遇が珍しいことをお客様もご理解いただけたようでした。

前日は1号線からのキャッスル山。
この日は1Aからのキャッスル山。
迫力が違いますよね。

モランツカーブからの景色も綺麗でした。
この日は列車に遭遇することはありませんでしたが、雪の乗った綺麗なロッキーを見ることができました。


朝日を浴びた雪山と、黄色く色づいたカラマツも綺麗に見ることができました。

前日にはピタッと湖面が止まったレイクルイーズをご覧いただきましたが、この日は風があり、波打つレイクルイーズでした。
2日間にわたりそれぞれのレイクルイーズをご覧いただきました。

風が強かったモレーンレイク。
太陽が雲に覆われていたので、少し寒さを感じましたね。

9月いっぱいで湖畔にあるロッジの営業も終わってしまうので、お土産物屋さんに退避すること出来ず、寒い中での観光となりました。


レイクルイーズの駅へ移動する途中、大きなグリズリーベアに出会うことができました。
結構大きな個体で、10メートルも無い距離を、グリズリーベアはゆっくり、堂々と我々の目の間を歩いてきました。
車の中から見ているだけでも怖い感じ。
爪の長さがさらに恐怖をあおる感じでしたね。


ここで働くスタッフもグリズリーベアの写真を必死に撮っていました。
かなり遠くへグリズリーベアが移動したことを確認して、駅舎を見に行きました。

駅前の白樺が綺麗なグラデーションを見せてくれました。

先ほどグリズリーベアが歩いた先にある橋を渡り、ボウ川を。
秋を感じさせる、透明度の上がった水の色と黄色い黄葉。


この日の昼食もビュッフェスタイルの昼食。
ここのパンプキンのスープ。かなり好評でお替りする人が多いですね。
野菜もたっぷり、白身魚、チキン、肉団子も大好評。
フルーツやケーキまであって充実の内容になります。

いつ見てもレイクルイーズゴンドラからの景色は最高。
特にこの時期雪の乗った山は綺麗です。
多少の寒さもありますが、氷河観光に比べたら寒さのうちには入らないかもしれませんね。

ロッジとその裏にあるテンプル山と。

スパイラルトンネルへ到着すると、丁度貨物列車がやってきました。
ここしばらく、日中は路線のメンテンナスで見る事が出来なかった列車ですが、この日は待つことなく見ることができました。

落ち着いた色のエメラルドレイク。
今回のお客様もカヌーはされないとのことで、湖畔をお散歩しました。

ロッジにステラ―ジェイがいました。
残念なことに、このロッジの宿泊者が餌付けをしていました。
自然に囲まれたロッジに宿泊しながら、自然に反した行為をする。
国立公園では、野生動物にエサを与えることは違法行為です。
この自然は我々の為だけではなく、次の世代、その次の世代へと受け継ぐべきもの。
その考えを、いかに全てのお客様に伝えるか。
ツアーがいどだけではなく、ホテルの従業員、レストランの従業員などなど、この自然にかかわる者すべてが、お客様へ伝える必要があるのではないでしょうか。

反対側からみたエメラルドレイク。

数日前とは全く異なる色のナチュラルブリッジ。
夏の間は、氷河の解け水があまりにも多く、セメント色ですが、冷え込んでくると氷河の解け水が一気に減り、綺麗な色になるんです。

タカカウの滝でも、手間を流れる川の色が綺麗でした。
ここの水の色が綺麗になると、この辺りの観光シーズンが終わりを告げているという時期でもあるのです。



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