ガイドのお仕事-6月14日
前日に続いて、親子でカナダに来られたお客様を、ヨーホー国立公園観光へご案内しました。
前日より天候が悪化するとの予報でしたので、雨の心配をしながらの観光となりました。
この日は、お客様との待ち合わせ時間前に、カスケードロックガーデンへ。
ここから見る景色も、バンフを代表する景色。
よくガイドブックや旅行のパンフレットにも掲載されている景色です。
実はここ、バンフの街を見るだけの場所じゃないんです。
ガーデニングも綺麗に整備されていて、そんなお庭を見るのもたのしいですし、時には下の写真のようなキツツキも。
THREE-TODE WOODPECKER
日本名はツグミゲラだそうです。
松の表皮を突っつき中に虫がいないか探していました。
まだまだ人々が活動する前の時間、自然らしい時間が流れています。
この日もキャッスルマウンテンから。
前日とは異なる場所からの迫力のあるキャッスルマウンテン。
中世のお城のように見えますね。
キャッスルマウンテンから、1Aを通り動物探しをしましたが、残念ながら出て来ませんでした。
それでも、モランツカーブからは綺麗な景色を見る事が出来ました。
今年のモレーンレイクは緑色
まだシーズンが始まったばかりなので、これから青い色に変わっていくのだと思いますが、青のイメージのモレーンレイクからすると、いつもととっても雰囲気の異なる風景ですね。
まだまだ水も少ない状態でした。
ちょっと時間が経ったら、山の奥の方から雲が湧き出てきました。
はやり、午後から天候が悪くなるという予報が当たるのでしょうかね。
ゆっくりモレーンレイクを楽しんでいたら、雨がぽつぽつ降ってきました。
モレーンレイクでは結構な雨になって来たのですが、レイクルイーズ駅に来た時には止んでいました。
山の天気は。とはよく言いますが、山の中を10キロ以上走ると全く天候が変わることもあるものです。
駅に着いたら偶然にも貨物列車が。
赤いディーゼル機関車も、カナダのみどりの森に映えますよね。
この日も昼食はビュッフェ
サラダをたっぷり食べた後は、メインを。
ここのスパイスカレーは来る度に、味が変わるのでとっても楽しみ。
この日は辛さもちょうどよく、ひよこ豆のカレーが美味しかったです。
お客様にも前日に引き続き、ビュッフェランチが好評でした。
野菜不足も心配ないメニューって良いですよね。
この後、フルーツも、ケーキも頂きました。
昼食を摂ったレイクルイーズのスキーロッジ
左手奥のマウントテンプルの上の氷河も綺麗にみることができました。
少し雲も上がっている様子なので、ゴンドラに行く事にしました。
ゴンドラで山の中間へ上がってきた場所からの景色。
標高2000メートルを超える場所からの景色は、あの大きなレイクルイーズが小さく見え、ロッキーが如何に大きいかを確認できる絶景に出会います。
写真左の方から雨がやってくるのが分かったので、山小屋へ移動。
写真を撮るのを忘れて楽しんでしまいましたが、このロッキーに生息している野生動物の毛皮に触ったり、はく製を見たりして動物についても学ぶことができました。
スパイラルトンネル
この場所を離れて、エメラルドレイクに向かっている際、峠の下から上がってくる貨物列車を発見。
すぐさま引き返し、再度スパイラルトンネルへ。
写真中央の貨車は右方向へ行きトンネルの中へ。(ちょっとしか見えない)
写真中央より少し上の貨車は、トンネルの中から出てきて右方向へ。
写真下部の貨車はトンネルから出てきて右に向かっていたものが、目の前を左へ通過中。
全て一つながりの貨物列車なんです。
鉄道オタクじゃなくても、見入ってしまいます。
この貨物が来るまで土砂降りだったのですが、貨物が来た途端、雨がやみゆっくり見る事が出来ました。
ロッキー1日観光、ヨーホー国立公園観光の2つの観光の中で、最も落ち着いた大人の雰囲気の湖がエメラルドレイク。
ここでカヌーの時間を取るのですが、今回のお客様はあまりカヌーには興味が無いご様子でしたので、湖畔をゆっくりお散歩することになりました。
ピクニックテーブルのすぐそばに、ブラックベアが顔を出しました。
熊に近づくアジア系の観光客の行動には驚かされましたが、我々は距離を取って観察。
望遠レンズに切り替えて写真に収めました。
すぐに、係員が来て、熊を山の中へ追い払っていました。
徒歩で湖畔を歩いている中での熊との遭遇。
係員の声に驚いて逃げる熊の姿は、日本で報道されている熊の姿とは全く異なり、人を恐れている熊の姿そのものでした。
でも、国立公園は30メートル以上距離を保つことを注意喚起として知らせているので、熊に近づくのはとっても危険なんですよ。
この頃には取っても天気が良くなり、午後から悪くなるという予報が思いっきり外れてくれました。
エメラルドレイクの湖面にも太陽があたり、綺麗に輝いていましたね。
ナチュラルブリッジ
ここでは、橋の上に上がる人の姿も。
映え写真を目指しての行動でしょうが、いつか崩れる橋ですので、とっても危険。
本人は映え写真の為でしょうが、周りの人から見たら景色の中に余計な人物が入ってしまう映えない写真になってしまうんですよね。
自己責任の国ではありますが、危険な行為は是非とも辞めて欲しいものです。
タカカウの滝
ミストが漂うこの瀧の近くは、少し寒い位に感じました。
滝の形というか、滝の周りの岩の形が変わっていましたので、昨年の秋なのかこの冬なのか春なのか、岩が落ちらのでしょうね。
この辺りでは雲よりも青空の方が多い、とってもいい天気になりました。
タカカウの滝から1号線へ戻る途中、またもやブラックベアが顔をだしました。
草をたべたり、岩をひっくり返して、岩の下にいる虫を食べたりと、必死に食べ物を探していました。
前日とこの日、2回ずつブラックベアを見る事ができるなんて、とってもラッキーなお客様でした。
お母さまはインスタをやっているらしく、インスタにも写真をいっぱい載せてくれるようです。
カルガリーガイドサービスのタグをつけて頂けるとか。
ありがとうございます。
またお会いできる機会を楽しみにしております。