ガイドのお仕事-5月22日
この日は雨。
お客様との待ち合わせ時間に余裕があったので、いつもの場所へ。
いかに雲が下がってしまっているか。
山の頂上の上にある雲の場合は、それほど強い雨を降らせることは無いのですが、ここまで雲が下がってしまうと、そこそこの雨になることが。
お客様のホテルへお迎えに上がった時は、かなりの雨。
この雨の中、外を散策するのは気が引けると思えるくらいの雨でした。
キャッスル山は一切見えない状況でしたので、午後に賭けることに。
5月19日の時よりも解氷が進んだレイクルイーズ
レイクルイーズに到着した時には雨は止んでいました。
バンフとレイクルイーズはおよそ60キロ離れているので、山の天気、場所によって異なるのが当たり前。
この日も、女子の好きそうなお店にも立ち寄りました。
クロウフット氷河でも雲がさがっており、どこが氷河なの?
という位、分かりにくい状況でしたね。
前の晩に湖が融けている部分に雪が降り、シャーベット状に覆われた湖面。
石の周りだけそのシャーベットが無く、透明になっていて、不思議な光景。
この日のお客様が、レイクルイーズよりも気に入ったと言うボウレイク。
ここも解氷が少しだけ進んでいました。
散策中に少し雪が降ってきて、風も出てきて、寒く感じましたね。
クロッシングのviewポイント。
広い河原と、雄大な山と。
山火事の跡と。
それから、ジュニパーの実。
五感すべてを使って楽しむロッキーの景色。
雲が多く、いつもより雄大さが欠ける感じではありましたが、それでもロッキーの雄大さはいつ見ても感動です。
この日も、いつものレストランでの昼食。
天候が良くても悪くても、暖かい食事がとれるのは最高。
昨年無かったミートボールが復活。
お客様もここのビュッフェには大満足で
「ほかのお客様にもおすすめしたいくらい美味しかったです。」
と大好評でしたね。
サラダもたっぷりあるし、メインは、チキン、白身魚、ミートボールと3種類。
予約制なので、混雑することもなく、ゆっくり食事を楽しむことができます。
昼食が終わって外に出てみると、かなり青空が見えるようになっていました。
このまま天候が回復してくれるのを祈るばかり。
この場所に来る前、私は写真には収めることは出来ませんでしたが、ブラックベアに遭遇。
首輪をつけた個体でしたので、国立公園に監視されている個体なのでしょう。
前回に続き、今回もブラックベアーに出会う事が出来るなんて、とってもラッキーでした。
ビッグヒルからの景色は、雲だらけ。
多少雪交じりの雨でもありました。
やはり山の天気は場所によって、晴れ間が見えたり、雨が降ったり、雪になったり。
寒さを覚悟して臨んだ氷河観光
意外に過ごしやすい気温と風の強さでした。
いつもとは異なり風が下から吹き上がる感じで、氷原より吹き降ろすカタバティックバーストでは無かったので、散策時間一杯に楽しむことができました。
お客様がコーヒーを購入したいとのことから、その時間を利用して、初代の雪上車の写真を。
そうそう、この日も4世代目の雪上車の試験走行を行っていました。
アイスフィールドセンターを後にする時には、こんなに青空が出るようになりました。
予報では、この場所は午後になるほど天候が崩れる予報だったのですが、外れてくれて感謝です。
マウントコールマンでは、マウンテンゴートもかろうじて見ることができました。
望遠レンズを使ってもよく分からない程、遠い場所でしたので、双眼鏡にてお客様にはその様子をご覧いただきました。
この日2回目のブラックベア
お昼ご飯の後にみた個体は首輪を装着していたので、別の個体。
左後ろ足に青いペンキが付着していました。
警戒心が強いのか、車を停めるとすぐに森の中へ隠れてしまいました。
それにしても、2回もブラックベアーに出くわすなんて。
それでは終わらなかった今回のお客様
ブラックベアの3回目
これもまた別の個体
近くに多くの車が停車しても、足元の青々した草を一心不乱に食んでいました。
警戒心よりも食欲が勝っている個体のようでしたね。
今のところ、ロッキー1日観光で解氷している唯一の湖。
午前中は、反対車線からこの湖の駐車場に入ることが出来ないので、帰りに。
静かな湖畔の雰囲気をゆっくり楽しんでいました。
ご主人は体調不良で車内でお休みされておりましたが、女子2名は自然を満喫されており、空の青、湖の色、風の音など、五感を最大限に活用していました。
朝、氷河の場所がよく分からなかったクロウフット氷河。
帰り道、綺麗に見えている氷河を再度訪れました。
青空の青がとっても綺麗でしたね。
朝、全く見る事が出来なかったキャッスル山の麓に訪れ、迫力満点の雄姿をご覧頂きました。
今回も前回に引き続き、予定時間を大幅に超えてツアー終了となりました。
「とっても楽しかったです。」
と体調を崩されていたご主人様からもお言葉を頂くことが出来ました。
自分の親戚が自分を頼ってロッキーに遊びに来たら、どの様に案内するか。
それをいつまでも実践出来る機会を頂けることに感謝感謝です。