BTOパソコンで有名なFRONTIERさんのPCを買ってベンチマークしてみた
※スポンサー記事ではありませんし、あいにくRyzen7000でもありません。
使っていたPCに不具合が頻発
6年前に購入した業務用のPC、少しづつパーツ(CPUやGPU、ストレージ)
に手を入れつつ使ってきました。
ただ、最近では動作中に勝手にPCが落ちてしまう現象が頻発するようになり、調子が目に見えて悪くなってきました。
あとそもそもCPUパワー不足を感じる機会もあり、Windows11や主要GISソフトのアップデートのタイミング、CPUやGPUの価格の落ち着きなども考慮しつつ(過度の円安は困りましたが)、ついに買い替えを決意しました。
(Ryzen7000リリース、Intel第13世代CPUニュースについては目をつむりました。)
新しいPCの選定
前回もフルカスタマイズ可能なBTOメーカーのパソコンを使っていたのですが、色々カスタマイズしていくと、価格的になかなか厳しそう。
知人のすすめで同じくBTOパソコンショップのFRONTIERさんのサイトを覗いてみたのですが、セール品で、自分のニーズに合うPCを発見。
とはいえ、フルカスタムにすると高いので、ストレージは現在のものを大方流用することにし、他も最低必要なものだけにして、購入を決意しました。
セール品の購入は8月でしたが、2022/9/30現在で在庫が出現しています。ただしすぐ数日で売り切れます。
税込みで約27万円です。ただ、これだと少し不足を感じたので、基本スペックに少し手を加えて以下のとおりとしました。
その結果の合計は約33万円です。。。
一部太字は詳細商品名です。
CPU: Intel Core i7-12700F
MotherBoard: H670 (Asrock H670 PG Riptide)
GPU: NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB (MSI RTX 3080 Ventus 3X OC LHR)
Memory: Kingston 64GB (32GB x2) PC4-25600 (DDR4-3200) DDR4 SDRAM DIMM
Storage: Samsung M.2 NVMe SSD 1TB
水冷クーラー: ENERMAX 水冷CPUクーラー(LIQMAX III ELC-LMT240-ARGB)
OS: Microsoft(R) Windows(R) 11 Pro 64bit版 [正規版]
電源: 1000W ATX電源
PCケース: Phanteks タワーケース
この他に、m.2SSD 1TB x1、SATA SSD 2TB x1を追加し、SATAや電源ケーブル、m.2 SSDの放熱シートなども併せて購入した結果、さらに4万円くらいプラスになって合計すると意外とかかってしまいましたね。
開梱!&ストレージを移植
余っている場所に、m.2 SSD、SSD、HDDを追加して、配線。
マザーボードはもう刺さっていて、外すのも面倒だったので、端っこのSSDのネジ止めができず、結束テープで。
マザーボート表面にはm.2 SSDを都合3つつけました。
真ん中のソケットはGPUの影に隠れていたので、GPUを外した上で、放熱フィンを付けたm.2 SSDをセット。
このケース、不満はないのですが、スロットカバーがすぐ外れてしまうのがとにかく面倒なのと、左側のm.2 SSDのネジが異常に固くなっていてすぐに舐めてしまいました。替えネジでなんとか対応しましたが。
HDDは正面を開けたところにある2つのスロットに。
マウンターの向きにしばし悩むも、http://dospara-daihyakka.com/jisaku/manual_06.htmlなどを見て解決。
なんやかんやで終了。PCは光らなくて良いんですけれど。
今は何となくそのまま。
前使っていた筐体CM 690 IIIより2回りほど小さくなりました。
あともうディスク装置はめったに使わないし、いざとなれば、外付けのものがあるのでつけませんでした。しかし、なんか時代ですね。
CPUベンチマーク
ベンチマーク結果が別に仕事に影響しているわけでもないのですが、ご参考まで。まずはCPUをCINEBENCHで。
マルチで15493、シングルで1874ポイントでした。マルチのスコアは旧PC(Core i7-6700)の4倍に。
GPUベンチマーク
ついでGPUベンチマーク。おなじみのFFXVです。
19495で「非常に快適」でした。
これまでは、RTX 2070 SUPERだったのでそんなに悪くもないのですが、9284で「とても快適」、でした。
RTX 4000シリーズになるとどうなるんでしょう。
ストレージのベンチマーク
実はこれが仕事のストレスに一番関係したりします。
Crystal Disk Markを使い、m.2 SSD PCIe Gen4、m.2 SSD PCIe Gen3、SSD、HDDの4つでテストしてみました。
同じm.2 SSDでもGen3と4ではだいぶ違います。
もちろんSSDやHDDともだいぶ違う。
シーケンシャル処理はあまり関係ないと思いますが、ランダムアクセスでもこれだけ違うので、計算処理などではおそらくこれらが一番仕事に影響してくると思います。
終わりに
今回はいつもと違って、ハードウェアの話でした。
PCのBTOメーカーであるFRONTIERさんのPCへの入れ替えと、それに伴うベンチマーク結果を紹介しました。
PCは高価な買い物ですので、慎重な判断は必要ですが、今後数年間使うことを考え、なるべくいいものを揃えたほうがいいとは思います。
PCにはパーツの相性問題もありますし、取り付け中のピンの破損などもあります。それをすべて自己責任で負うのはなかなか大変ですから、BTOメーカーを使うのは良いアイデアだと思います。
数年後のことはわかりませんが、そこまで考えると、ケースが取り回しやすいものがいいのですね。増設もしやすいですし。
あと、水冷クーラーは運次第というか結構壊れるので、ノクチュアのような空冷クーラーでもいいかもしれません。
今後は実例としてGPUを使う計算処理をしてみた結果などをお知らせしようと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
いつもは北海道に本拠地を置くNPOに所属し、環境保全を主な題材としてGISやリモセンに関する仕事をしています。
コンサベーションGISコンソーシアムジャパン の活動もその1つです。
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