takutoという名のクリエイターの独自の世界
みなさん、こんにちは!
CGCOSMOSを運営しています、末永涼馬と申します!
CGCOSMOSでは、様々なCGクリエイターが持つ独自の考え方やマインド、エピソードに触れることで、CGを仕事とする上で悩む方やこれからCGを仕事として追求したい方々に新たなアイデアとインスピレーションを生み出す場所を提供していきます!
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では早速、CGCOSMOSの第6号を飾るのは
🥁🥁🥁(ドラムロール…)ダンッ!
CGアーティスト・takutoさんです!
自己紹介
--まず、takutoさんの自己紹介をお願いします!
takuto: CGアーティストを目指し、X(Twitter)で活動しているtakutoと申します。
CGを始めたきっかけ
--takutoさんがCGを始めようと思ったきっかけはなんでしょうか?
takuto:CGを始めるきっかけはmillennium paradeの「 fly with me」のMVに出会ったことです。そのMVは歌詞との相性やストーリー性、アクションなどが組み合わさったショート映画のようで、非常に衝撃を受け、「こんな作品を作ってみたい!」と思ったんです。もともと、動画編集には興味があったのですが、専門学校も行ってないしソフトも高そうだしと思っていたんです。その時にblenderというフリーソフトの存在を知り、これはやるしかないと思い、CGを始めました。
ターニングポイント
--CGを継続している最中、クリエイターとしての考え方・視点がここから大きく変化したというターニングポイントはありますか。
takuto:最近になってしまうのですが、2023年8月頃です。ありがたいことにこの時期ではプロの方々と関わる機会が多くて、プロ視点でのワークフローを学ぶことができ、私のクリエイターとしての視野が広がりました。
--具体的にどういった視野が広がったのでしょうか。
takuto:主にクオリティを上げるための最適化についての認識が変わりました。CGを作る上でポリゴン数、テクスチャ、レンダリングサンプル数など様々な要素がありますが、本当にそれが最適化できているか確認する必要があります。今まではとりあえずこんな感じでいいやと思っていたのですが、そこにこだわることがどれだけ重要かがわかりました。
マインド・考え方
--takutoさんがクリエイターとして大事にしているマインド・考え方は何ですか?
takuto:私の憧れるアーティストのマインドでもあるのですが、【破壊と構築】です。現在では、すでにデザイン自体は世の中に溢れるほど存在しています。その既存のデザインやコンセプトをどのように破壊し、要素を構築し自身の作品を作るのかというのが大事だと考えています。
--どのような作品でこのマインドを体現しているのか、例やエピソードを教えていただきたいです。
takuto:最近投稿した基地の映像なんですが、これには3つぐらいのリファレンス画像が組み合わさっています。
リファレンス画像からは環境の雰囲気や構図などの要素を別々に取り込んでいます。そしてこの取り込み方もそのまま取り込むのではなく、自分なりに解釈して取り込むことが重要です。
この作品ではもともと基地のリファレンス画像は楕円の形をしていましたが、寒い環境の雰囲気に合わせるために角ばった装甲に変更しました。
このように現存するかっこいい、美しいものなどを参考にし、新たに自分の作品としてかっこいい、美しいものを創る、これを重要視しています。
失敗した後悔した経験
--では、takutoさんがCGを継続的にしていてこれ失敗したな、後悔したなていう経験はありますか?
takuto:あまり質に拘らず、もっと量をこなせばよかったと思っています。最終的には質が大事だと思うのですが、私が投稿している自主制作ではいくら失敗しても大丈夫なので、もっと失敗を重ねて質を上げていけばよかったと思います。
--それはSNSを通じて受けたフィードバックや反響の中から自分の良くない点を洗いざらい出してみるということでしょうか。
takuto:それもありますが、自分は数を多く打つことに重きを置いています。例えば1ヶ月かけて一つの作品を作ることと1日で1つの作品を完成させることを1ヶ月間やるのだと後者の方が良いと思っています。前者では1個のデザイン、後者では30個のデザインを作ることが出来ます。後者では30個のデザインを比較出来るため、良いデザインを見極める目が養えると考えています。一つ一つの質がよくてもデザインや構図が悪いと全体的な質が悪く見えてしまうので。なので、数打つことを重要視しています。
作品を作っていく上での自分ルール
--作品を作っていく上で、自分ルール的なものはありますか?
takuto:自分の技術を高めるために同じようなものはあまり作らないこととかです。毎回自分の技術を更新するためにも新しいことや最近得たものを組み込んで制作をしています。
インスピレーションをもらうもの
--少し視点を変えて、takutoさんがCG作品を作っていく上でインスピレーションをもらうものはなんでしょうか?
takuto:アニメや映画の構図や環境のデザインです。有名な映画とかはワンシーンを切り取っても絵になるデザインになっているので、かなり参考になると思っています。
原動力
--takutoさんにとって何がCGをやる原動力になっていますか?
takuto:私にBlenderを教えてくれた友人がいるのですが、彼と共に、音楽、映像、ダンスなど色々組み合わせた芸術集団のようなチームを作りたいと考えています。そのために、私自身も日本トップのクオリティを出すために日々CGを勉強しています。これが私の制作活動の大きな原動力となっています。
今後の目標
--今後の目標はなんですか?
takuto:一年以内にチームとしての活動を本格的にスタートさせることです。バンドみたいにMVと音源を出していくスタイルでやっていきたいと考えています。
また、CGを始めたきっかけでもあるmillennium paradeのMVも制作したいです。
最後に一言
--最後にこの記事を見てくださる人たちに向けて、一言お願いします!
takuto:楽しく好きなものを作りましょう。楽しくないとやっぱり続かないと思いますし、自分の好きなもので納得いく作品が作れた時は死ぬほど楽しいです。
一緒に楽しくcreateしましょう!
ここまで読んでくださった皆様、読んでいただきありがとうございます!
そして心よくインタビューを引き受けて下さったtakutoさんありがとうございました!
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