ウクライナの誘惑
ロシアのウクライナ侵攻が一年以上の長きに渡る紛争となっており人道面から許されるはずもない出来事である
侵攻当初から日本のマスコミもこぞって戦況をレポートし続けてきた
まるで将棋の棋譜を゙解説するかのように、防衛研究所の面々が戦闘地図を前に解説を繰り返す
戦闘開始当初は、ウクライナ軍の反攻を゙願いつつも、戦争の早期終了を期待して、その画面に見入っていたものである
現在は小康状態になり戦争の超長期化が懸念されている
そうした中で、最近のいわゆる報道番組のテーマか未だにウクライナ関連のものが多すぎる感がする
報道番組の前提となるのは調査報道だろう
その点でウクライナ関連の情報は海外の情報機関から発せられる情報が豊富である
一方で戦争という特殊性から「事実はわからない」といった言い訳が罷り通る
そういったことから、報道番組のテーマとしては、簡単にテーマ化しやすいのだろう
しかし今の日本には扱わなければならないテーマがいくらでもあるはずだ
少子化、エネルギー、格差、円安、金と政治、挙げたらきりがない
ウクライナ問題を軽視するわけではないが、今の日本で直面している多くの問題に正面から取り組む調査報道を゙求めたい