今月のインタビュー:さくらぱん(後編)2023年12月号掲載
前編はこちら
――お話を伺う中で「人とのつながり」というのがとても感じられました。お店として大切にしていることはありますか?
店長:最初にどんなお店にしようかなと考えた時に、つながりを大事にするのは大切だなと思っていました。
うちのお店では対面式で注文を聞くスタイルにしています。このスタイルだと、注文のやり取りの中で会話が生まれます。せっかくお店に来ていただいたので、どんなパンが好きかお客様のことを知りたいですし、私たちのことも知ってほしいです。そしてパンのことでなくても会話ひとつで楽しい気持ちになったり、笑顔がうまれたり、私たちもお客様とそんな時間が持てたらと、楽しく仕事をしています。
コロナ禍前はお店の奥の和室に人が集まって、制作やランチをする機会を設けていました。お子さん連れの方が主に来てくれていましたね。
その他にも『つながる絵本』という取り組みも行っています。1冊絵本を持ってきてくれたら、店内の棚にある絵本を1冊持っていっていいよというような。好きだったけど読まなくなった絵本が、誰かにつながってもらえたらという思いです。
――素敵な取り組みについてたくさんお話を聞かせていただきました。最後に今後の展望について教えてください。
店長:今のようなスタイルで、長く続けていきたいという気持ちです。人とのつながりを大事にしながら、地域に根付いたお店になっていければと思います。
今回ご紹介したお店
「さくらぱん」
花巻市実相寺216-5
TEL:0198-23-3230
営業日:金曜 10:00~17:00、土曜 9:00~17:00
次回のインタビュー
花巻市桜町にある、学生服リユースショップ「さくらや花巻店」さんにうかがいます。
地域包括ケアフリーペーパー「さくらみち」
次号もお楽しみに!