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新NISAを始めた方「必見!」投資で失敗しない為に知っておきたいこと

みなさん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの
肥田木義信です。

新NISAがスタートして
1年が過ぎようとしてます。

今年から新NISAを利用して、
積立投資を始めた方も
多いのではないでしょうか?

投資の基本は
長期・分散・積立て
とよく言われますが、

積立てを始めたばかりの方にとって
相場が下がり、元本を割れてくると

長期保有が有効といわれているものの
「このまま続けて大丈夫?」
と不安になるのは当たり前です。

そこで、今回は
長期投資がなぜ有効なのか?
という事をはじめに、

投資で失敗しない為のポイント
をお話していきたいと思います。


長期投資が有効な理由


下表の投資商品A・B・Cをご覧ください。

毎年2%の同じ運用が10年間続く
仮想の投資商品C
と比較して頂けるとわかると思いますが、

投資商品Aも投資商品Bも、
10年目の最終結果から算出される
年平均運用率(期待リターン)は2%
10年目のトータルリターンは21.9%
となり、

仮想の投資商品Cと同じ
運用結果が期待できる商品となります。

しかし、
毎年順調に資産が積みあがっていく
仮想の投資商品Cとは異なり、

投資商品Aでは、5年目で少し元本割れ
投資商品Bでは、3年目で約20%元本割れ
となり、

10年目の最終結果に至るまでの
経緯はそれぞれ異なります。


投資商品には、
期待できる年平均運用率(期待リターン)
が設定されていますが、

期待通りの運用結果が毎年でる訳ではなく、
期待リターン以上の運用成績が出る年もあれば、
マイナス運用となる年もあります。

この期待リターンに対する
運用結果のブレ幅を投資商品のリスクと呼びます。

上表であれば、投資商品A・B・Cとも
年平均運用率(期待リターン)は同じ商品ですが、

リスクの面でみると
投資商品A:リスク大
投資商品B:リスク小
投資商品C:リスクゼロ
となります。

年平均運用率(期待リターン)に対する
上ブレと下ブレの幅は、

投資期間が短期であればあるほど
大きくなる可能性が高くなり、

投資期間を長くすればするほど、複利効果もあり、
期待リターンに近づいていく可能性が高くなります。
これが、長期投資が有効である理由です。


国内株式・海外株式・国内債券・海外債券へ4等分して投資
出所:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン Copyright © 2015 Ibbotson Associates Japan, Inc.

上図は、保有期間による年率平均リターンのブレ幅表したグラフです。
1年間の運用では、
最高で38%の運用になる年もあれば、
最低で-31%の運用になる年もある
という事を表してます。

保有期間が長くなる程、期待リターンに
収束していくことになり、10年以上保有した場合は、
最低でも0%以上の運用になるというデーターになってます。

このデータからも、保有期間が長ければ長いほど
リスク(ブレ幅)が小さくなっていくことがわかると思います。


只、ここで正しく理解して頂きたいのですが、
長期保有(10年以上保有)すれば、
過去の運用結果のデーターからは
元本割れする確率が極めて低くなる

という事で、
「絶対に元本割れしない」
という訳ではありません。

積立て投資の場合は、
年を追うごとに元本が大きくなるので、

直近の運用結果が最終的なリターンに
最も大きな影響を与えます。

それまでがマイナス運用となっていても
直近の運用パフォーマンス次第で
で大きく持ち直す事もあれば、

逆に、それまでのプラス運用分が、
直近の運用パフォーマンス次第で
一気になくなる事もあります。

しかしながら、長期間に渡る積立投資は、
時間分散複利効果による元本の積上げもあり
プラス運用になる確率が高くなるといえます。




投資初心者の失敗を避けるポイント


「長期投資が有効である」
理屈ではわかっていても、実際に元本割れしてくると
「このまま続けても大丈夫?」
と不安になるのは当然です。

よくやってしまいがちな失敗は
積立ててきた資産価額が下落したことで不安になり
短期間で売却してしまう事です。

そこで、積み立てを継続していく為のポイントを
いくつか挙げてみたいと思います。


リスク(運用成績のブレ幅)の大きい投資商品は避ける


上表の投資商品Bの様な
運用成績のブレ幅の大きい商品は避けましょう。

投資商品を選択するときは、期待リターンだけでなくリスク(運用成績のブレ幅)も確認して商品選定しましょう。



ゆとり資金内で投資額を設定する。


運用成績の下ブレによる資産額目減りが
許容できるゆとり資金内で投資額を設定しましょう。

私個人的には、ここが一番ポイントだと思います。
資産額目減りの許容範囲は人それぞれですが、

目安として、
資産が20%程度一時的に目減りしても
メンタル的に耐えれる投資額に
設定しておかれる事をお勧めします。


iDeCoを活用する


それでも積立投資を継続できるかどうか
不安な方は、

いつでもやめれるNISAではなく
60歳まではやめることができない
iDeCoの活用を検討するのも選択肢の一つです。

但し、iDeCoの場合は、
どうしてもお金が必要な場合でも
60歳まではお金が引き出す事ができません。

むこう5年・10年以内に子供の進学等
現金が必要になるライフイベントが
想定される場合は

現在と将来の収支バランスが確認できる
ライフプランシミュレーションを
作成した上で活用を検討する事をお勧めします


肥田木 義信
CFP・1級ファイナンシャル・プランニグ技能士
宅地建物取引士

神戸で「不動産を活用した資産形成」
のサポートを専門とする創企株式会社に在籍。


資産形成・節税・相続等
お金に関するご相談を受け付けております。


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それでは、今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます。
引続きどうぞ宜しくお願い致します。
















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