林業における産業と地域の視点の違い
今日は3か月ぶりに大学時代インターンでお世話になっていた方と、以前取材したことがある方とzoomで意見交換した。卒業後もこうして関係を継続できることの幸せを感じる。会は7時から開始し、2時間半に及ぶ意見交換は、前半は取材したことがある方から先進的な木材流通の話を聞き、後半はそこからの議論になった。本当に勉強になり、とても面白かった。
そこから一休みのために音楽を聴いたのが間違いであった。気付いたら1時間経っていた。22:40そこから本日中に書き上げることが出来るのか。今試される。さっさと本題に入るべきだ。そんな叱責が聞こえる。思考整理のためにこの前振りをかいている。
さて内容に入るが、本日改めて気付いた視点について書いていこうと思う。論点の整理が甘いかもしれないが、コメント欄などで教えていただければ幸いである。
日本の林業・木材産業の流通経路はつぎの通りになっている。
森林・林業白書平成30年版から引用
とても複雑な流通経路をしている。住宅を建築する際の流通経路は、素材生産業者→原木市場→製材所→製品市場→プレカット工場→材木業→工務店になるだろう。合計7社が関係することになる。その中に中間流通業者が3社もある。
今日の話では中間流通をICTによって、それらを介さずに木材流通を形成したことになる。もしかしたら、心あたりある方は察しがつくかもしれない。
今日に至るまで林業活性化のためには、市場を介さない流通経路を形成する必要があるとされた。
ただ、そういった議論になった時、市場の仕事をとるのかという話になることが多い。市場も山村地域の貴重な雇用機会であるため、なかなか話がまとまらないことが往々にしてある。
林業はその性質上、産業政策と人口政策の議論が同時に語られることが多い。ただ、そのとき分解して議論されることはあまりない。だから勉強会などで立場が異なるが入る場合、話が噛み合わずに時間が過ぎ去ることがある。
この辺の話をもっと丁寧に書きたかったが、時間がないようだ。申し訳ない。
今回のコロナショックでパソコンがあれば出来る仕事は、どこでも可能になったことが証明された。林業活性化の議論と山村問題はわけて考えることが可能になるかもしれない。
本日も読んでくださりありがとうございました。