利益を獲得するにはドメイン(企業の生存領域)設定が重要
ホファー&シェンデルによれば、戦略の構成要素は4つあるとされています。
1.ドメイン
2.資源展開
3.競争優位性
4.シナジー
今回は戦略の構成要素の1つ目であるドメインについて記載します。
ドメインとは
ドメインとは、事業領域のことを言います。
現在から将来にわたって企業の事業がどうあるべきかを示した生存領域であり
誰に?
何を?
どうやって?
この3つの視点を定めること意味します。
とてもシンプルですが、この問いに答えることは結構大変だと思います。
お客様は誰なのか?自社は何を売るのか?どうやって他社と差別化するのか?を突き詰めることが本当にできている企業は少ないように思います。
また、ドメインの設定が明確な企業の方が利益獲得に繋がっているところが多いと感じています。
ドメイン設定の意義について
ドメイン設定の意義は3つあります。
①意思決定する人の焦点が定まる
②どのような経営資源(人・物・金・情報)の蓄積が必要か検討する柱になる
③企業全体をまとめ一体感を醸成する
つまり、自社の経営資源である強みをどの領域で活かすか。将来のビジョンを見据えて、今後必要となる経営資源を蓄積するために、どの領域で活動する必要があるかについて検討することが重要であり、そのためにドメイン設定は大きな意義を果たします。
続編は次の記事(下記URL)に記載してあります。
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