生きてきた時間の確認作業「人生の履歴」を記すことのススメ
私は、自分の過去に関する質問が嫌いです。
嫌いなのは、つまり、自分自身でさえ把握しきれていないから。どこで何をしてきたのか、きちんと整理していないという状況。だから、その質問に困ってしまうのです。
それは、毎日が単調ではないということの裏返しでもあります。
けれども、嫌いだからといって、避けることは得策ではないでしょう。
そして私は、「人生の履歴書」を記そうと思い立ったのです。
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やり方は、至ってシンプル。
ノート1ページ当たり1年を割り当て、その年に起きたことを箇条書きにするだけ。
例えば、2019年というページを作り、その年に起きたことを思いつくままに記載します。その際、わかる範囲で時期を書き添えながら記すのです。例えば、2019年のページには「2月引っ越し」と書くといた風に。
もし時期がわからなければ、一旦、空欄にしておき、後から追記していきます。記憶を辿ってタイミングを思い出したりします。
何年ということも、後から修正する作業も可能です。
途中、2019年だと思っていた出来事が2018年だとなることもあります。
勘違いも記録のうちと考えて、消しゴム等は使わず、訂正の横線をひいた上で「2018年の間違い」と書き2018年のページに記していくのです。
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変則的な生き方をしてきている私の場合は、何年に何をした何歳で何をしたということを把握することが難しいという側面があります。だから、こういう作業は自分を見つめなおすためには「とても有効」です。
けれども、変則的ではない生き方をしていたとしても、この方法は有効なのではないかと考えます。
書き出してみると「ごく普通」と思っていた人生の中で特別な体験をしてきたかもしれません。
人生の履歴書を文字にしてみると、意識せずに貫いてきた何かがあるのではないでしょうか?
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どのような経緯を辿って今に至るのか。過去を振り返り生きてきた時間を確認するのです。
過去の記録から「私とは何者であるのか?」という言葉を選ぶとき、「腑に落ちる」自分を見つけることができるハズ。人生の履歴書を書き始めた私は、そんな期待感いっぱいで毎日を過ごしています。
「人生の履歴書」は、誰かに見せるためではなく、自分自身と対話するための記録。
自分自身のために、これまでの生き方を文字に書き出してみてはいかがでしょうか?