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断酒のススメ

お酒は、ひと時の快楽解放感を与えてくれます。

けれども、その快楽と解放感から覚めたときには、お酒を飲む前よりも気持ちが沈んでいる。そう感じたことはありませんか?

心が落ち着かなかったり、気持ちが沈んでいるのは、お酒を飲んでいるからかもしれません。

私の断酒法

これまでたびたび断酒をしてきました。

私は必要に応じて断酒はします。けれども、未来永劫お酒を飲まないというわけではありません。

いわゆる深刻な問題を抱えた依存症の方に有効な方法ではないことをご了承ください。

▼なぜ今なのか?断酒の理由を明確にする

これまで断酒してきたタイミングは、「大きな手術を控えている」とか、「薬アレルギーで肝機能が落ちた」とか、「身内の看病をするため」とか。限定的で明確な理由がありました。

言い換えると、その理由が終わればお酒を飲んでもよいということです。

現在も断酒をしています。それは緊急事態宣言発令中だからという理由です。

▼いつでもお酒が飲めるような環境にする

これは意外に思うかもしれませんが、いつでもお酒が飲めるような環境にしておく。これはとても重要なことです。

お酒が手元にないと、「お酒を飲みたいときにお酒を買いに行く」という行為から始めなければなりません。そしてお店に行ってお酒を買うのです。

すると、「お酒を買うための行動」を無駄にしたくないという気持ちになります。わざわざ買いに行ったからお酒を飲まないのはモッタイナイと感じてしまうのです。つまり、お酒を飲みたいという気持ちはより一層強くなります。

一方、家にお酒があるというのは、いつでも飲みたかったら飲めるという心の余裕が生まれます。

当然のことながら、買いに行ったから飲まないとモッタイナイという気持ちを感じることはありません。

▼どのくらいなら家にお酒を置いてもOK?

お酒の量では決めず、金額で決めるようにします。

買い置きとして保管しても「無駄」と思わない値段を基準にするのです。

私の場合でいうと、350mlサイズの缶ビール2缶ほど。500円くらいでしょうか。

それとは別にコレクションしているお酒もあります。手に入りにくいという理由で手元に置いています。これらは「持っていること」に価値があるので、お酒として飲むことはできるのですが、買い置きとは別枠で考えています。

▼飲むという選択肢と飲まないという選択肢は「対等」と考える

「お酒が身近にあると飲んでしまうのでは?」と心配に思う人もいるかもしれません。

実際、このような断酒方法で飲んでしまったことはないのですが、「飲みたかったら飲んでもよい」という気持ちでいますので、心配にはならないのです。

いつも心の中に「もし仮に飲んだとしても、また明日から断酒を始めればよい」という気持ちでいます。

飲むという選択肢と飲まないという選択肢は対等。

誰に強要されたわけでもなく、自分の意志でお酒を飲まないという選択肢を選んだというだけのこと。

「いつもでお酒が飲めるという状況」だからといって、飲まないといけないという決まりはないのです。

▼お酒とは上手に付き合っていることを再確認する好機に

自分はお酒と上手に付き合っていると思っているという人もたくさんいるでしょう。

「飲まないことが正解」というわけではなく、「飲むことが誤り」というわけでもありません。

現在は、緊急事態宣言発令中につき、人々が前代未聞の状況下にいます。

自宅で飲む習慣がこれまでになかった人にとっては、新しい体験を楽しむと同時に、自分自身をコントロールする新しい考え方を身につけるタイミングともいえるのです。

お酒と上手に付き合うということは、「それでも飲まない」という選択肢を自分に与えることです。

これを機に、お酒との上手な付き合い方を確認してみてはいかがでしょうか?


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