おもち

化学メーカーのエンジニアです。最近CFDを始めました。

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Ansys Fluent: 動的に境界条件を変更する

非定常シミュレーションにおいては、動的に境界条件、境界のタイプを変更したいことがあるかと思います。例えば圧力スイング法は、1. 加圧、2. 吸着、3. 減圧の3ステップに別れており、吸着シミュレーションを行いたいのであれば、下記のように時間が進むにつれて境界条件を切り替える必要があります。  1. 0〜10秒まで:入口(入口圧力境界)、出口(壁境界)  2. 10-30秒まで:入口(入口速度境界)、出口(出口圧力境界)  3. 30-50秒まで:入口( 出口圧力境界)、出口(

    • Ansys Fluent:コマンド略語ルール

      Ansys Fluentではコマンド入力が可能です。残念ながら英語ですがコマンド一覧はAnsysのwebサイトにて確認することが可能です。コマンドの使用例を確認していると、省略形が使われていることに気が付きました。例えば「boundary-conditions」は「b-c」に省略可能なようです。同様に「operating-conditions」は「o-c」と省略することができるようです。略語一覧を探してみたのですが、残念ながら見つかりませんでしたが、マニュアルに略語ルールが記

      • Ansys Fluent: コマンド集 境界条件設定 その1

        CFDソフトウェアのAnsys Fluentを使って、空気中の二酸化炭素をゼオライトに吸着させるシミュレーションを行っています。ゼオライトを充填したカラムに空気を流し込んだのち、カラムの圧力を下げて二酸化炭素を取り出します。所謂、圧力スイング(PSA)法のプロセスシミュレーションになります。 Ansys Fluentですが、基本GUI上で入口、出口、壁などを選択して、境界のタイプや境界条件を設定して行くわけですが、数が多いし、ソフトウエアはモッサリしていて、とかく効率が悪い

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