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Ginger Rootのライブが多幸感でいっぱいだった話


はじめに

1月17日。東京ZeppDiverCityに初めて来たワタクシ
正直言う。
初めてが今日でよかった…!
そんな新鮮で幸福感を得られる体験ができたことにまず感謝したいっす


私とGinger Root

というものの、「Loretta」ぐらいしか思い出せる曲がなかったオレなんですが
あのレトロな雰囲気の中で、メロウで浮遊感のある上モノとボーカル
そしてめぐるめく転調
これが「Loretta」を聴いて感じた印象だった
そして多幸感を得られるなんとも味のある曲を作るにいちゃんだなと感心していたある日
来年の頭に東京に来る!!と昨年秋に情報が入り、チケットをゲットしたものである
(かと言ってそれまでに曲を聴き込んでいたわけではない←聴けよ)

会場入り

あれよあれよという間に1Fスタンドは超満になり、いよいよ開演!!
オープニングアクトを務めてくださった安部勇磨さん、ステキでした!!

Ginger登場

ぶっちゃけ曲目は全然わからん!
あとでセットリストを公式とかから見てくれ!
まずは彼のセット周りを見ようじゃないか。
なに、メインはYAMAHA refaceだと…?
えらいコンパクトなキーボードだ…

そして上部はRoland JU-06A

さらに左脇には世界中で大人気の超型シンセ、OP-1が!
しかし音がよかったなあおい!
あんなちっこいシンセ群がライブハウスででっかい音で鳴ってるのを見ると、我が家のシンセちゃんたちも本気を出したらものすごい実力を発揮するんだとワクワクしてきたわ

ネタバレあり

なので、今後彼のライブに行ってみようという方は一旦退出されるといいかもしれない。
1、2日寝ても覚えてたらまた来てください。

演奏するルー

兎にも角にも演奏よ。
彼(キーボード、たまにギター)、本当に自由に歌うようなベースのお兄ちゃん、そしてコワモテながらも愛嬌バッチリのスーパーテンポマスターなドラムのお兄ちゃんの3人だ
ライブ経験の豊富さを物語る圧倒的なパフォーマンスで一気に安心感に包まれるオーディエンス。
ルー(ボーカルの名前)の口元には電話型マイク(は?と思われるがまじでそれ)と通常マイク。
電話型マイクは常にフィルターがかっていて、それこそ彼らの雰囲気を象徴するものだろう。たまにディレイもかかる。

名古屋でSUZUKIの社長にもらったというandes 25F

そしてステージには彼ら3人だけではない!!
なんとカメラマンが常駐しているのだ。
あのテレビマンが担いでいるようなでかいカメラをずっと。
しかも真っ赤で目立つ格好で。
その彼がバンドメンバーを常に映す!!
それがバックスクリーンに映る!!
モニタリングスタッフがエフェクトを入れる!!
もうそれだけでどら楽しそうに思えてくるだろ?

Ginger Rootの世界観

先程も言ったが、ルーは日本というか昭和が大好きなのである。
日本の昭和カルチャーが死ぬほど好きらしいのだ。
そういうミュージシャン最近多いね。
Night Tempoとか。
そして自分のミュージックビデオにその影響がかなり色濃く反映されている。
というかもはや昭和そのものだ。
テレビ局のスタジオやら、本番で逃げ出すアイドルやら…(なんとリアルにステージに登場した)

リアル希美子ちゃん


果ては自作のアニメまで…

とんでもない日本愛である。
そしてMCはほぼ全て日本語だった…
まじ日本好きすぎるってルー…

とにかく全編を通じて、客を楽しませようという精神が存分に伝わってきた!!
まず完璧な演奏、リアルタイムに起こるメンバーと客との融合(客もおもっきりカメラで抜かれまくっていた)、そして彼の世界への没入。
それらを総合してタイトルの「多幸感」という言葉を選ばせてもらった。

ルーの言葉

終盤、彼はこのライブツアーにおける所感を語った。
初来日した2年ほど前のライブでは実力が出しきれず、楽しめなかったということ。
しかし、その時に日本の友達に出会えたこと、今回のツアーでは存分に楽しめたことを、たどたどしくも真っ直ぐな言葉で伝えてくれた。
ある種オレは音楽よりも感動した場面かもしれない。
こんなにも才能に溢れ、こんなにも日本を愛してくれ、自分の世界観を表現してくれたルーにオレたちは感謝しなければならないとさえ思った。

ルーから学んだこと

たった90分ほどのライブだったが、そこには彼の生き様が映っていた。
彼が人生をかけて得たもの。
それを突き詰めること。
それに共感した者が集まってくること。
それを肌で学ぶことができた。
40歳自称駆け出しミュージシャン、実績も何もない真っ白な男だが、自分のすべきことを見つけて突き詰めていけば必ず何かが残るということを、オレよりうんと若いアメリカから来た青年に学んだ。

大好きだよルー。
いつか友達になろうぜ。


オレはこんなことをしているよ。
じゃあ、また必ず日本に来てくれよな。
その時はオレももうちょっと自分の世界を見せられるようにがんばるよ。





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