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54歳でも続ける鉄拳8 その22

このあいだ鉄拳にアップデートがあって、ようやくスタート画面に好きなキャラを置けるようになった。平八も使用キャラとして使えるようになったそうなのだが、私はよほど食指が動かない限りは追加キャラを購入することはないので、当然のごとく平八もスルーするつもりである。

ついに実現したメイン画面のリリ

というか、メイン画面に好きなキャラを置く程度のことは最初からできるようにしとけって話だと思うのだが、まあバンナムなので、むしろ「おいおい。無料でこんな設定ができちまって大丈夫なのか? 1キャラ設定のたびに200円ぐらいボッタくらなくていいのか?」などと、不良キャラが雨に震える捨て犬に傘を差し出すのを目撃して胸キュン乙女のような、毎日毎日忘れ物ばかりの鼻垂れ小学生がなぜかその日だけは漢字ドリルをちゃんとやってきて先生感激のような、「普段のレベルが低いとたいしたことのないことでもすげえことをやっているように見えるマジック」感をほんのりと感じてしまった。

さて、私の段位は今のところ天龍と真龍を行ったり来たりである。

なんか前もこうだったが、鉄拳のランクマは「昇格戦」で勝つとなぜかドカンとポイントが増えて段位メーターの四割ぐらいまで一気に上がるのだ。そんで、そこで負け続けて段位が落ちて、でもまたそこで勝ってまた四割ぐらいまで復帰しての繰り返しなのである。

諸事情で週末にちょっとしかランクマができないので、以前の状況と何ら変化はないのだが、最近少し気になりだしたのが壁コンボである。いや鉄拳に触りだした当初から壁コンボっつー存在は知っていて、なんかそういうもんがあるぐらいの認識だったのだが、龍段ぐらいから対戦相手が軒並みこちらのリリを壁際で親の仇のようにボコボコにしやがるから、こちとらも負けずにそういうことをしたいなあと思い始めたのである。

鉄拳というゲームは妙に戦闘フィールドが狭く、まあ中には広大な場所もあるにはあるのだが、大抵の場合ちょっと浮かされてポンポンポンと運ばれるとあっという間に壁際まで来てしまう。

浮かされたまま壁際まで来ると、これは多分そこに至るまでの技でいろいろと違いがあるとは思うのだが、壁に叩きつけられて前のめりにゆっくりとダウンしたり、膝から崩れ落ちてガックシとなったりする。

そんで上手い人はというか対戦相手の結構な割合の人が、そういうグロッキー状態の私のリリに凌辱の限りを尽くすのである。具体的に技名とかはまったく分からないのだが、なんかもうボコボコというかズタズタというか、これもう内臓破裂して救急車呼んだほうがいいんじゃないの? と傍で見ている私が心配してしまうほどの乱暴狼藉っぷりなのである。

しかも起き上がろうとしたらまたおんなじような激烈な技を食らったりして、まったく鉄拳界は弱肉強食にも程がある。

で、「鉄拳 壁コンボ」とかで調べてみると、要するに壁際まで来ると、普通なら入るはずのコンボが入らなくなり、逆に普通なら入らないはずのコンボがつながるようになるから、コンボをしている最中に「よし。壁まであとこんくらいだから普段は◯◯でつなぐけど、今は△△でつないで壁まで浮かせて、そしたら■■から▲▲を入れて起き上がりには◎◎を重ねて二択で置き攻めだ」みたいな話らしいのである。

私は普段というか今まで壁コンボってーのがまったく念頭にないので、空中コンボをしていて壁が近づいてくると「あ、やべ。いつものコンボが入らねーじゃん。ったく狭いんだよフィールドが!」ぐらいに考えて、ぜんぜん壁を活かすどころかむしろ邪魔者ぐらいに思っていたのである。

でもそれじゃあこの熾烈な鉄拳地獄で生き延びることはできないので、私も壁コンボってーのをどうにかこうにか取り入れてみたいと思ったのだ。

だから私は「鉄拳8 リリ 壁コンボ」とかで検索してみた。

そうするとまあ確かに壁コンボってのを紹介しているサイトはあるにはあるのだが、なんかよく分からんというか、これはつまり「壁が近いときはいつもの長々しきコンボではなく相手が壁に張り付くことを念頭において技を変えろ」っていうことなのでしょうか? 

他の壁コンボ関連情報だと「強壁やられ」「中壁やられ」とかいう概念もあるらしく、じゃあどの技をどう出したら「強」になってそこから何をどうすればいいのよって感じで、要するに「???」なのである。

ほんでまあしょうがねえから、いつものコンボをしつつ、相手が壁にぶちあたったら動画でよく見る「しゃがみから立ち上がりながらLPRP6LK」を今後はなるべく使っていこうという結論に達したのだが、果たしてこんなんでいいのやら悪いやら、ランクマの対戦相手達は、なんというか、コンボの締めにバチコーンとこちらを壁に叩きつけてくるのだが、それをリリでどうやればいいのかが皆目分からない今日このごろなのである。

しかし鉄拳の座学は難しい。

キャラも多いし技も多いしそれぞれの技になんかいろんなステータスが付いてるし、自キャラのアレコレを覚えるだけでもちょっとした受験勉強しているような感じである。

あともうひとつ気になるのが、投げ抜けである。

始めた当初、「まあ投げ抜けもそのうちできるようになるだろう」とか調子こいて書いていたのだが、半年以上たっても全くぜんぜんできるようにならない。一応、「投げだ!」と認識した瞬間にLPを連打するようにはしているのだが、これじゃあ左手投げしか抜けられないわけで、しかもうまいこと間に合えばいいけども間に合わないことも多く、それ以前にRP投げとか両手投げとかもあるから、抜けられるのはまあ10回に1回くらいである。

動画などで投げ抜けの練習方法とかを見て、それをちょっと練習したりもしたのだが、本当にこれは難しい。大体、左手なんだか右手なんだか両手なんだかを瞬時に見抜くってだけでもえらいこっちゃなのに、しかも20フレーム以内にそれに対応したボタンを押すって、もうこれは神業ですよ。

20フレームって0.33秒ですよ? よくインターネットで見かける「反射神経テスト」ってあるじゃないですか? 画面の緑が赤になったらマウスをクリックしろみたいなやつ。

今これで計ったんですけど、私の平均が230m秒ですよ? こんなシンプルなテストでも0.2秒かかっちゃうわけで、ここに三種の見極めなんか加わったらこれもう絶対無理無理無理のカタツムリですよ。しかも対戦中は別に投げばっかりくるわけじゃないから、「投げ来い投げ来い投げ来い」って待ち構えてられないでしょ? 難しすぎ。 

これでも平均よりやや良いってホントか? 忖度してないか?

でもまあ対戦切り抜き動画なんかを見ているとプロ含む上級者は投げ抜けしまくりなんですわなあ。あれってホントに反射神経だけで抜けているのでしょうか? 何か相手のクセとか投げが来そうなシチュエーションだけ意識配分を変えているとかなんでしょうか?

だから、最近は「鉄拳むずかちい。鉄拳こわい」と萎縮気味で、Steamで買って放置しっぱなしの昔のゲームとかに逃げたりもしてしまっているのですが、でもそれじゃあ単に逃げただけの思い出になってしまいますからまだまだできる限り頑張ろうと思う所存であります。

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