52歳でも続けるストV その28

こないだゴールドに上がってから、対戦はもっぱらカジュアルマッチばかりしている。なんでかというと、ランクマだとおそらくすぐにゴールドから落ちてしまうだろうから、せっかくの機会なのでカジュアルという魔窟に跋扈する、ゴールドなんだけどゴールドを超えた魑魅魍魎たちと戦って腕を磨いておこうと思っているわけだ。

そんで、まあ10回やって1回勝てれば御の字、みたいにボコボコにされているわけだが、彼らと戦ってみて明らかに自分と違うなと感じることがいくつかあったので、それを記しておこう。

まず、彼らは的確に大ダメージを入れてくる。

もっとも分かりやすいのが、反確時である。私なんかの場合だと、いつどこが反確だか分かっていないので、「なんか割り込めそうだなー」みたいないい加減なイメージで適当に下小パンチをペチっと入れて、はいおしまい、みたいな状況でも、彼らは的確にコンボを入れてくる。食らっている側からすると、「おいおい今のって入れ込みでたまたま当たったんじゃないの?」などと思ってしまうが、恐らく彼らからしてみれば、明確にこちらの隙にコンボを叩き込んでいるのだろう。

だから、私だったら20ダメージでおわってしまうところを200ダメージとか下手すりゃ350ダメージとか入れてくるわけで、圧倒的にダメージ効率がいいわけだ。

考えてみれば、同じ人間同士で戦っているわけだから、対戦中に相手に技を当てる機会なんてのはそこまで大きな開きはないはずだろう。そんで、そういう機会にしっかりとダメージを取れる人と、なんか適当に小パンチでお茶を濁している人であれば、勝敗に差があるのは当然なわけだ。

また、いわゆる「差し返し」が巧みな人も少なくない。

私の適当に出した挙げ句に空振りした中足払いに、大攻撃からキャンセル必殺技→CAとつないで、ハイ死亡、みたいな展開が珍しくない。喰らいつつも、「はえー。よくまあそんな反応ができるもんだ。すげー」と感心してしまうことしきりである。

そして、上とも関係するのだろうが、彼らは無意味な空振りが少ない。

間合いの把握が巧みである。シルバー辺りだと、ザンギエフもカゲもリュウもケンもどいつもこいつも技を空振りしまくりなので、こっちが適当に出した技と噛み合っておいしい思いをすることも少なくないが、猛者たちは違う。きっちり当ててくる。無論、ガードすることも多いが、食らうことも多い。自分の間合いと相手の間合いをしっかり把握している。コーリンの中足払いがぎりぎり届かない辺りでうろうろして前大パンチを出してくるファルケとか憎しみしか感じない。

さらに、起き攻めが上手である。

これは「シミー」や「遅らせ打撃」ということになると思うのだが、遅らせグラップが手癖になっているせいか、起き上がりに苛烈なコンボを食らうことが多い。まあ投げられるのを我慢してガードに徹していればいいのかもしれないが、画面端だと、投げられても仕切り直しにできないため余計に手酷いダメージを食らうことが多くなる。

とまあ、要するにこれらのことができるようになれば、私も今よりもステップアップできるということなのだが、そこまで努力できる自信がないというのが正直なところではある。ただ、次作のスト6まではまだまだ間があると思うので、ちょっとずつでも練習をしていければとは思う。

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