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54歳で再開するスト6 その20

やってしまった。

毎年この時期になると、確定申告の作業で金勘定ばかりしているせいなのか、なぜか購買意欲がムクムクと湧いてくる。去年は鉄拳を買ったこともあって中古のRTX2070Superを買ったし、その前の年はやはり中古のGTX1070を買ったし、我ながら心底不思議なのだが、どういうわけか2月になるとビデオカードをパワーアップしたくなるのである。

とは言え、毎年ビデオカードをアップグレードする(いずれも中古ではあるのだが)というのも馬鹿げているというか、正気の沙汰とは思えない愚行ではあるので、今年はそういうことは控えてどうせ金を使うならもっとちゃんとしたことに使おうとか己の心の物欲に対して無駄な抵抗をしていたのだが、これがどうにも、昨年末に買った27インチWQHDモニタのせいもあり、「ああああ~~~。WQHDでピシピシ動くビデオカードがほしいんじゃああああ。もうビデオメモリ8Gは嫌なのじゃああああ」と、我が深層心理内に鎮座するのじゃロリが騒ぎ出し、ハッと気がついたら手元には玄人志向謹製のRadeon7800XTが届いていたのだった。

これがまた購入時期としてもかなり最悪の時期で、モンハン需要なのかトランプ政権のせいなのか、なんか知らんがビデオカードの値段が高騰しているし、Radeon次世代の9070シリーズもすぐに発売されるし、どうせ買うならもっと考えろよと自分を叱責したいぐらい悪いタイミングでの購入だった上に、さらに悪いことに、うちのメインマシンの電源にはビデオカード接続の補助電源が8pin+6pinしかないので電源まで買い替えないといけなかった(まあどのみち650Wしかなかったから容量不足ではあったのだが)という、もう踏んだり蹴ったりのひどい目に合わされたというか、自分から突っ込んでいってしまったのである。

参考までに、下はChatGPTに、「WQHDで快適にゲームを遊ぶために、RTX2070SuperからRadeonでアップグレードするとしたら?」と聞いた場合の返事である。

表まで作ってくれる。心優しきAIである。
「個人的には」って、すっかり人間気取りである。


ちなみにAMDのRadeonを買うのは今回が初めてである。

私が生まれて初めて買ったビデオカードは、今は亡き3dfx社の名機VoodooBansheeで、あろうことかPCI接続であった。と言っても令和の若者には通用しないと思うのだが、ざっくりいうと、当時ビデオカードを差すスロットにはPCI(汎用で遅い)とAGP(専用で速い)があり、私の所有していた安物デスクトップにはAGPがなかったのである。だからしょうがなしにPCI接続のカードを買って差して、そいつでUOをシコシコ遊んでいたのである。

その後、自作に手を出し、衝撃のデビューを果たしたGeForce256を入手し、そこから2GTSを経て、もう歴代は忘れたが、いろんなGeforceシリーズを使い倒してきて(うちの押入れにはまだ完動品のGTX750tiが眠っている)、今回もどうせアップグレードするならRTXにしようとは思っていたのだが、どうにも4000シリーズ及び5000シリーズの価格高騰とVRAM不足に心を乱され、あまつさえ5000シリーズのいろいろな問題が明るみに出て、「じゃあもういいよ。RadeonならVRAM多いし!」と、今回は緑(nVidia)から赤(AMD)に舵を切ることになったのであった。

しかしまあ、買ってしまったものは仕方ない。

ひとまずこのビデオカードであと2年、できれば3年ぐらいは何とかしのいでいきたい所存である。

ちなみに以下がモンハンワイルズのベンチマークである。設定はWQHDのウルトラ画質で、他は何もいじっていない。

フレーム生成あり
フレーム生成なし

以前の2070Superと比べると雲泥の差ではある。まあ、モンハン買うか買わないかでいうと、まだそんなに買おうという気持ちにはなっていないのだが、そのうちセールになったら買うだろう。買うかもしれない。多分買うと思う。買うんじゃないかな。

ただ、こうなると今度はCPUをパワーアップしたくなるのが自作の怖いところというか楽しいところというか沼なところで、我ながらアホかとも思うのだが、最近はメルカリで「ryzen7 5700x」とかを検索しては何か掘り出し物が出ないかなあとチェックしてしまう毎日なのである。

しかし、これは自作を嗜む人なら分かってくれると思うのだが、何と言うか、「大作ゲームが十分動くだけのPCを予算と相談しながらチマチマと構成をパワーアップしながら組み上げていく」というのはものすげー楽しくて、別にそのゲームを実際にプレイするわけでもないのに、「俺のPCはこのゲームも十分に動かせるだけのスペックなのだハァハァ」と涎を垂らしながら鼻息を荒くしてしまうのも無理はないのである。いかんせん、男の子はこういうのに弱いのである。

さて、あんまりPCの話ばかりでもアレなので、スト6の話もする。

とりあえず現状は、平日はコンボと対空の練習をして、週末はランクマをやる、という流れになっている。

モダンの操作にも徐々に慣れてきてはいるが、まだとっさの時にはアシスト併用の技は出せないレベルではある。以前も書いたが、舞のアシスト併用技は、「しゃがみ中パンチ」と「立ち大パンチ」という、かなり使用頻度の高い技なので、ここらを立ち回りの中でスムーズに出せるようになるまではまだまだかなりの練習量が必要な感じである。

さて、舞で対空の練習をしていると、ときどき、「ん? 今ちゃんと前+必押したよな? なんで対空がつぶされてんの? おかしくね?」といった納得できない事例が起きることがある(前+必、というのは対空必殺技の飛翔龍炎陣である)。

見事な布の張り付き具合で残念ながらご開帳とはいかない

舞で初めてランクマに臨んだとき、こういう感覚に何度も襲われ、そのときは「まあ俺がボタン押すのが遅いんだろう」ぐらいに考えていたのだが、トレモで対空の練習をしているときにも結構頻繁に対空をつぶされることがあるので、「なんでだろ?」と検証してみた結果、どうやら私の入力が「6+必」ではなく「3+必」になっていることが原因のようだった。

モダン舞は「4+必」「2+必」「6+必」それぞれに忍蜂と龍炎舞と龍炎陣が割り当てられているのだが、実は斜めの「1+必」「3+必」は、どちらも「2+必」として扱われているようなのだ。だから、私が「6+必」のつもりで押していたのが実は「3+必」になっており、結果意図せぬ必殺技が出て、対空ができていなかったということらしい。

原因がわかれば対処は可能なので、このことに気づいてからは、かなり対空がしっかり出るようになった。

で、平日にトレモでコンボだの何だのを練習していると書いたのだが、その際に気をつけていることがあり、それが「左手人差し指を常にインパクトに添え続けること」である。

ランクマ初日に実感したことだが、世間では私の想像の100倍くらい、インパクトがはびこっている。なんつーか、「不利フレーム背負ったらとりあえずインパクト」みたいな人がもうホントに多い。

で、私はインパクトをかなり軽視しているタイプの古い人間なので、その蔓延しているインパクター達の暴れん坊インパクトを面白いように食らってしまうのである。

でもそれじゃあダメでしょ?

苦し紛れに放ってきたインパクトを「そう来ることは分かっていたぜ!」とばかりに的確に返し、そこから人生に絶望するような大ダメージを与えることで、「ああ・・・。やっぱり無謀なインパクトは良くないんだ。これからはインパクトからきっぱり足を洗って真っ当に生きよう」と、インパクト中毒のインパクター達に更生の道を示すことが、齢を重ねたおっさんのやるべきことなのである。なろう系なんかでよくある、「ただのむさいおっさんだと思っていたら実はものすげー実力者でなぜか若い美少女にもモテモテだし王様とか商人ギルドの偉い人とも顔なじみ」みたいな感じである。「やれやれ、こんなおっさんの出番が来るとはね」とかなんとかボヤキながら、勇者御一行でもてんで相手にならなかった強大な魔族をたった1コマで一刀両断みたいなもんである。

「お見通しよ!」と毎回いければいいのだが

だからして、その重要なインパクトボタンに常に指を添え、その上で的確な操作ができないといかんのである。そうでもしないとおっさんの面目が立たないのである。

ただまあこれがどうにも苦手で、私は遥か太古の昔、ファミコン時代から一貫して左手の人差し指でLを押すということから逃げ続けてきた(もっとも、ファミコンにLボタンはなかったが)ので、座りが悪いというか、パッドが安定しないというか、まるで体に合わないゴワゴワの服を無理やり着させられているような違和感がなかなか払拭できない。

しかもどういう理屈なのか分からないが、コンボの最中にLボタンに添えている指に力が入って思いもよらないインパクトが出たりする。相手の度肝を抜くという意味では効果的だろうが、こちらの度肝も抜かれてしまうわけで、とにかくこのLボタン関係の操作に一刻も早く馴染む必要がある。

忘れていたが、一応ランクはGOLD★5まで上がった。

実戦だとアタフタしてしまってコンボもろくに入れられないのだが、まあこの辺りのランクだと特に高度なことをやってくる相手もいないし、せいぜいがやたらジャンプ攻撃ばかりしかけてくるとか、CAゲージが貯まるや否や急に消極的になって「抜けるぞ抜けるぞ火蝶扇を抜けるぞ」とあからさまに待ち始めるとか、私も同じようなもんではあるのだが、まだまだ格ゲーというより「とりあえず得意技当てたほうが勝ち」みたいな本能的な戦いが多いので、私程度の腕前でも勝ち上がっていけるようである。

あんまりランクマしていないのでデータが古い

上は、舞を始めてからのランクマポイントの推移である。

ひとまず目標は、今回はマスターにしておきたいところなのだが、さすがに私程度の時間のかけようではマスターは相当遠いと思うので、いったんはダイアを目指したいと思う。

まだまだ「こうやりたいのだができない」という部分がかなり多いので、モダン操作に慣れる時間も含めて、しばらくは遊び甲斐がありそうではある。

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