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会社は大学ではなく高校の延長にある🏫

「会社は学校じゃねぇんだよ!!」
この言葉、昔はよく聞く言葉でありました。
最近はすっかり聞かなくなりましたが、それだけ自分が歳を取ったのかもしれません。
ところでこの言葉、大卒と高卒では捉え方は結構変わり得る言葉な気もするのですよね。
少なくとも高卒で就職した身から見ると、会社の人間関係って高校と良く似てます。高校と良く似ているだけに、大学から新卒で就職する時の「社会人に対して抱くイメージ」と「実際の会社人」のギャップに苦しむかもしれません。

🏭少なくとも7割の人は地味な仕事に就く

会社に就職するという上で最初に考えて欲しいのは、少なく見て70%の人間が「地味でつまんねー仕事に就く」って言うことです。
例えばITの世界で一番長い時間を使っているのは設計・開発、保守・運用のどのフェーズになるかと言えば、運用です。運用の仕事なんて地味で中学生でも出来るつまらん仕事ですが、それでも運用が一番時間の長い仕事になるわけです。
あるシステムが作られ、不要になるまでの中で、プログラミングに関わる時間はせいぜい1~2割でしょう。大半が運用に使われる時間になります。
我々が日常的に食べてる(?)マクドの商品とて、企画に関わる時間は1割にも満たない。一番長く時間を使われてるのは接客、調理という地味な作業の積み重ねです。
非正規雇用はほぼ100%がオペレーション部門にしか関われませんが、正社員になるからと言って大半が日々、地道な作業を積み重ねる構図は変わらず、大手SIerの日立やNECとて花形仕事に就けるのはごく一部しかおりません。大半は「地味でつまんねー(かつ無価値な)下請け管理」の仕事や営業の仕事に就きます。
自動車だって同じで、サーキットに行ける人間はごく一部しかおりません。大半は工場内で地味な作業に関わっているのです。

🏢会社人になると行動範囲が狭くなる

ある意味、大学生って言うのは人生の中に於いて、最も行動範囲の広い時間を過ごせる時代じゃないかなと思います。
ゼミもあれば、講義でも教室間を移動し、何だかんだで地域の住民のところに赴いて活動することもあったりで、大学生って活動範囲が広いんじゃないかと思うんですよ。
実際、前社の係長も「大学生が人生で一番自由な時間だった」と漏らしてましたからね。
ところが会社はそうではありません。基本的に建物内、ともすればフロア内で全て完結します。
中学・高校では体育の時間と、一部の実験室や調理室を使う授業以外、大抵自分の教室で全部済みましたよね。会社ってアレと同じなんです。
なので会社の人間関係って必然的に高校と似たものになります
だって社会(会社の外)に出てないですから。

🏫会社は学校(高校)そのものと思って覚悟した方が良い

「学生気分でいて貰っちゃ困るよ」
高卒で就職する皆さん、貴方達は学生になったことがないので「何を言ってるんだ」と思って大丈夫です。何故なら中学・高校生は「生徒」であり、学生の定義は大学生だから。
大学を出て新卒で働く(働いてる)皆さん、本当に学生気分は抜いてかかった方が良いです。大半の仕事は建物内で完結し、或いはフロア内で完結する仕事です。
皆さん、ひいては世の大人が思う社会ってのはただの会社であり、会社の世の中って言うのは極めて狭いものになっています。
必然的に高校の部活と良く似た世界になりますんで、大学で自由を謳歌した人は就職する時、ここは覚悟しておいた方が良いかと思います。
世の中の仕事の7割は地味な仕事であり、フロア内で(社会に出ずに)完結する仕事も多いので、会社の世界は大学生の皆さんが思う以上には高校的なのですよ。残念ながらね。

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センチュリー・大橋
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