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ウクライナ戦争で可視化されたのは報道戦の大切さ📰

ロシアによる侵略戦争と位置付けられている今のウクライナ戦争。
「なんでまた急に戦争に…」なんて思ってる人も多いでしょう。
別に戦争なんてずっとあるのですが、ロシアは隣国なので、急に戦争になったような感覚になるのも仕方ないのかもしれません。
私自身はと言うと、今の「ウクライナと一つになろう!!」的な空気に違和感を持っています。というか違和感しかありませんが、今回のウクライナ戦争において報道を制することが如何に重要かということを見させられております。
今回の戦争で可視化されているのは間違いなく報道戦の力が戦力として機能するってことです。現に皆さん、西側視点以外の記事や意見、ちゃんと目にしていらっしゃいますか?
読売、朝日、産経、毎日、これらの新聞社は全て西側の視点に立って報道しています。テレビニュースもすべからく西側視点です。よって大手新聞社やテレビニュースしか見ない場合、当然、西側の視点でしかウクライナ戦争を見れないことになります。

アメリカもロシアも「侵略した」という一点は同じ

ロシアがウクライナを侵略したということは、これはほぼ意見は一致するでしょう。
一方、ロシアに対して「戦争はNO!」と言ってる傍ら、現在進行形でアメリカがソマリアを侵略中でございます。
もっと言うと、イラクもシリアもアメリカに侵略された国であり、アメリカもロシアも「侵略をした」と言う一点では同じなのです。
しかし、ロシアに対して「国連の常任理事国を解任しよう!」という動きがある中で、アメリカは何のお咎めも無しということであります。これは不公平でして、ロシアが常任理事国から解任されるなら、アメリカも常任理事国から解任されなければなりません。
ところが世論はロシアに対する制裁を是としながら、アメリカによる侵略は黙殺しているわけです。

📰最大の決定力は報道力

ある人が「イラクとウクライナの違いは白人であるか否か」とツイートしてました。実は私も同じことを考えてまして、要するに「被害者が白人であるか否かで同情の誘いやすさが変わる」ということになるわけですが、その根底には報道の在り方が外せません。
CNN、ロイター、BBCというのは、世界中に人を派遣しているのであります。規模は日本のマスコミとは比べ物にならないわけです。これらの報道社は全て西側諸国の報道社であり、彼らは決して自国にとって都合の悪いことは書きません。
尤も、マスメディアが自国に都合の悪いことを書かないことは当たり前で、日本の報道会社だって自国に都合の悪いことは書きません。マスコミと言うのは偏向しているのがデフォルトなのです。
「ロシアもアメリカも侵略国である一点は同じ」であるはずなのに、扱いに雲泥の差が生まれるのは、ロシアに報道力が無いからです。
報道は決して直接的に人を殺せる兵器にはなりませんが、戦争という状況下において、報道は確かに戦力として機能するということであります。

📓精読用メディアは別に持つべし

改めて言いますが、メディアというのは書かれている日本語を正しく読み、書き手の意図を正しく詠む必要があります。
今のマスメディアは西側視点にのみ立っていることを鑑み、発信者の意図は正しく詠む必要があるということです。

東洋経済やプレジデントを推すようでアレですが、精読用メディアとしてはビジネス誌が向いています。

言うなれば、物事というのは複数の角度から見る必要があるのです。
今のマスコミの報道を見ても、巨大なルービックキューブを真上、或いは真横から見て「あれは青と黄色の四角形だ」と思っているだけにしかなりません。
ウクライナ戦争に関して言うと、日本はロシア側の立場にも立って考える必要があります。
ロシアと国境を隣り合わせにする日本は、如何にロシアと事を構えずに済ますかが大事なわけです。
例えば、れいわ新選組はウクライナ侵略非難決議に反対してました。
言い分を聞いてみると、半分間違いで半分は正解です。
間違ってる部分は「中立的な立場で仲裁を」ってとこ。プーチンから見れば日本はアメリカの犬なので、中立も何もありません。一方で、ロシアとの対峙を避けようとした姿勢は正解です。
例え9条改憲をしようが核武装しようが自衛隊は実戦経験が無いので、ロシアの敵にすらなれないわけです。自衛隊は所詮戦争(殺人)は素人なので、プロと戦って勝てるわけがありません。

その点、れいわ新選組はロシア側の立場にも立って考えることが出来た点は合格と言えるでしょう。
物事というのは多角的な角度から見る必要があるのです。
ここでは政治の話で言いましたが、何も仕事にだって当てはまるのではないでしょうか。必ず2つ以上の視点を持って見なければ、重要なことは見えないということです。
大事なことなのでもう一度言いますが、マスメディアに当たる時は漫然と読むのではなく、書かれている日本語を正しく読み、発信者の意図を正しく詠むようにして下さい。

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