日本もかつては原爆を作ろうとしていた
長崎市というのは女神大橋から見下ろすと、天然の要塞となっていることがわかります。
三方を山に囲まれ、南は海となっており、空から攻める以外に攻略手段はほぼ無いと言っても良いでしょう。
だからか否かはわりませんが、長崎は三菱城下町として発展し、とりわけ造船の街として発展しました。
しかしいくら天然の要塞と言っても、空からは攻めれるわけで、1945年の8月9日、正に空から1発の爆弾が炸裂したわけです。
原子力爆弾の父と言えばオッペンハイマーですが、バービーとオッペンハイマーの合成画像で原爆投下をイメージさせるような画像が投稿されてることに、Twitterでは炎上したみたいですね。
尤も、私からするとなぜ炎上するのかよくわからないですけどね。
アメリカ世論は半数以上が原爆投下を正しいと思っている
そもそもアメリカ人は日本への原爆投下に対して正しかったと思ってる国民が多数派です。
これは以前からわかっていたことでして、少なくともアメリカ人の中ではパールハーバーは忘れられていないということです。
向こうの小中学校でどんな歴史教育がされているかはわかりませんが、少なくともアメリカ人は原爆投下を間違ったこととは考えていないと見て良いでしょう。
そもそも日本は先に原爆開発を計画していた
日本人の多くは「日本は原爆の被害者だ!」という〚被害者としての意識〛だけが強い傾向があります。
よく「自虐史観」だとか「左翼教育」なんてネットで言われてますが、中高時代の日本史や公民を思い返しても、歴史は各時代をサッとやって終わった記憶しかないんですよね。
自虐史どころかテスト勉強のためにサッと暗記して終わりなので「自虐史とか左翼教育とかよくわからんな」というのが正直な感想です。
私は当時の教科書をもう持ってないし、これは20代以上の大人も中高生時代の歴史の教科書など捨ててしまっている人が殆どでしょう。
学校教育なんてテストのための暗記勉強でしかなかったので、当然ながら日本も原爆の研究開発を行っていたということは、当時は全く習っておりません。
さて、原爆被害国としての一面だけが見られがちな日本ですが、実際には陸軍と海軍で原爆開発の研究は行っておりました。
もともと原爆の着想自体は日本が先だったようで、日本の原爆開発のプロジェクトは1941年の4月にスタートしています。
日本は真珠湾攻撃よりも前から原爆開発に向けたプロジェクトはスタートしていたということになります。
ちなみにマンハッタン計画のスタート日は1942年8月13日です。
これは大統領の正式なGoサインが出た日なので、実際にはこれよりも前から核兵器開発に向けた動きはあったのですが、当時としてアメリカの核兵器開発はやや後発だったということになります。
結果は御存知の通り、先に完成させたのはアメリカです。
なぜ先に開発に着手していた日本が先を越されたのか。
日本は資源がありませんでしたし、当然ウランも輸入です。
同時に、アメリカは世界中からエリートを集める仕組みがありました。
オッペンハイマーもアインシュタインもアメリカの出身ではありません。
エドワード・テラー、ユージン・ウイグナー、共にハンガリー出身です。
やはり日本人だけで固まっているのとは異なり、ヨーロッパからも優秀な頭脳が集まっているので、開発スピードは速くなりますよね。
この仕組みは今のシリコンバレーにも受け継がれてますから、当然アメリカのIT戦略・戦術のスピードが速いのです。
ちなみに日本の核実験は1945年の8月12日に成功していたという記録があります。
ソ連と北朝鮮の記録から出てきたそうで、日本が核実験をやっていたのは現北朝鮮の辺りなようです。
何かと核実験で騒がしい北朝鮮ですが、日本が持っていた核技術がソ連や北朝鮮に流出した可能性があるということです。
そして戦争の正解ルートはいつだって皆殺しです
少なくとも日中戦争や太平洋戦争は当時の日本国民が支持した戦争です。
日米開戦の経緯についても、ハルノートが届く前に、日本はハワイへ進軍を開始しておりました。
しかし、ミッドウェー以降は碌な戦果も出せず、技術革新も無く、撤退もできず、その結果がコレです。
戦争というのは終わらせ方については、古代から現代に至るまで変わっていません。
どちらかのトップが死ぬか、国民全員死滅するかのどちらかです。
特に現代では民間人も潜在的兵力と考えるようになりましたし、だからこそウクライナやロシアもクラスター爆弾を使います。
原爆も同じで、結局のところ戦争である以上は皆殺しが正解なのです。
戦争にルールなんてものはありません。
ケージやリングの中で戦う格闘技とは違います。
そしてもう一つ、戦争というのは始まり方がよくわかっていないのです。
戦争が始まるプロセスがよくわかっていないからこそ防ぐのが難しいわけです。
とはいえ、少なくとも戦争を支持する国民が5%程度いれば、恐らく戦争は充分に起こるでしょう。
日本の人口で言えば、だいたい600万人くらい「〇〇国と戦争したい」と思う国民がいれば、充分に戦争は起こり得ます。
だいたい現在200万人程度は戦争を望む人間がいることはわかってます。
それが可視化されたのは今年の自衛隊陸自ヘリ墜落事故です。
もし今の自衛隊に関東軍のようなグループがあったら、本当に戦争が起きていた可能性がありますし、それを支持する国民は200万人程度はいるのです。
そして一旦戦争が始まってしまえばトップが死ぬか、国民全員が死滅するかのどちらかまで終わらないのです。
トップだって自分の命は惜しいですから、当然長引きますね。
改めて8月6日と9日は原爆投下をされた日であると共に、しかし日本も核兵器を開発していた国であります。
果たして何故アメリカに先を越されたのか。そして日本が持っていた核技術は戦後どこへ行ったのか。
検証をしてみるのも悪くはないことだと思いますよ。
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