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サーバーラックとは⁇~無いと困る、意外と身近なものだった⁉~

みなさんこんにちは!
note担当のあり🦄です!!

前回の「事業紹介と業界での立ち位置」は読んでいただけましたでしょうか⁉

なかなか理解が難しいサーバーラック業界…
実は、説明する側も難しく感じております😖

でも『サーバーラック業界について知ってもらいたい!!』という熱い思いだけは、誰にも負けておりません🔥
今回は「サーバーラックとはどのようなものなのか」「どこで使われるものなのか」「なぜサーバーラックが必要になるのか」ということを、お伝えしていきたいと思います🙋‍♀️

『サーバーラックって知るとこんなに面白いんだ!』『サーバーラックってすごい大事なものなんだ!』と思っていただけるように、わかりやすくお伝えしてまいります✨



センターピア社オリジナルのデザインラック

サーバーラックについて

サーバーラックの基礎知識

サーバーラックは、データや情報を管理するために使う「サーバー」(※1)と呼ばれるコンピューターを、効率よくまとめて収納するための「大きな棚」です。
(前回の記事では、「推し活棚」をイメージしていただいたと思います)
※1 サーバー:データやサービスを提供するための、中心的なコンピューターのこと。いわば「情報の倉庫」です。

このサーバーラックはさまざまな場所で使用され、呼び方も異なります。
例えば「19インチラック」「システムラック」「ネットワークラック」など、用途や使われる機器に応じて呼び方が変わることが多いです。

また、サーバーラックには、サーバーやその他の関連機器を収納するために専用の柱(マウントレール)が設置されているので、自社の用途に合わせて管理をすることで、見た目もスッキリし、作業も行いやすくなります。

サーバーラック正面と内部
マウントレールにサーバーを取り付けるイメージ

19インチラックとは?

一般的な「19インチラック」は、EIA規格(Electronic Industries Alliance)に準拠したラックのことを指します。この「19インチ」というのはラック全体の幅ではなく、ラックに設置する機器の前面幅が19インチ(約482.6mm)であることを表しています。この規格に基づくため、ICT機器の標準ラックとして広く使用されています。

EIA規格に則った機器前面の最大幅

代表的なサーバーラックのサイズ

サーバーラックのサイズは様々ですが、19インチラックでは以下の寸法が一般的です。

・高さ
1800mm / 2000mm / 2200mm
・幅
600mm:基本的に19インチ機器が収納可能
700mm/800mm:ケーブル管理やメンテナンスを考慮したワイドラック
・奥行き
1000mm / 1100mm / 1200mm

サーバーラックの特徴

1.規格

サーバーラックは、どのメーカーのサーバーでもぴったり収まるように「U(ユニット)」という高さの単位でサイズが決まっています。
例えば、42Uのサーバーラックは高さが約2mあり、1Uサイズのサーバーなら42台まで収納できます。
※1U=約4.45cm

2.冷却

サーバーは長時間動き続けるため、時間が経過するごとに発熱していきます。
(スマートフォンを長時間起動させていると、背面が熱くなるのと同じ原理です。)
サーバーラックには、空気の流れをよくする穴が開いていたり、ファンが取り付けられており、サーバーが熱くなりすぎないように工夫されています。

ラックの冷却構造

3.ケーブル管理

サーバーには、インターネットや他の機器とつなぐためのケーブルがたくさんつながっています。サーバーラックには、ケーブルをきれいにまとめる仕組みも備わっているので、各ケーブルが混ざることもなく、整理をして収納することができます。これによって、どのケーブルがどこにつながっているかわかりやすくなり、メンテナンスも簡単に行えます。

また、定期的なメンテナンスやトラブルが起きたときにも、各機器を簡単に取り出せるので、修理もスムーズに進められます。

どこで使われるものか

ここまでサーバーラックは、たくさんのIT機器をまとめて管理するための「大きな棚」ということを上記でご説明いたしました!!

では、実際にどのような場所で使われているのでしょうか?🤔

主に大きなデータセンターや会社のIT部門、学校や図書館など、データや情報をたくさん扱う場所で使われています。
以下で、サーバーラックがよく使われる場所とその理由を説明していきます。

1:データセンター

データセンターは、インターネット上の情報やデータを管理するための特別な施設のことです。
たくさんのサーバーが並んで置いてあり、インターネットを使用する際に必要なデータが保存されています。データセンターでは、サーバーラックがたくさん使われ、何百台ものサーバーが並んでいます。こうすることで、機械が効率よく動き、どのサーバーがどこにあるかを簡単に確認することができます。

2:大企業や会社のIT部門

会社では、社員が使うコンピューターやネットワークの情報を管理したり、お客様のデータを保存したりするためにサーバーを利用しています。
サーバーラックは、こうしたサーバーなどのIT機器をまとめておくために使われ、必要な情報にすぐアクセスできるようにしています。
また、サーバーラックを使うことでスペースが節約され、機械が効率よく冷やすことができるので、会社のITシステムを安定して使えるようになります。

3:学校や図書館

学校や図書館では、学生や利用者がコンピューターを使って、情報を調べたり学習したりします。最近では、オンライン学習や図書の管理など、データやネットワークを活用する場面が増えてきています。サーバーラックは、こうしたシステムを支えるために設置され、IT機器を整理して収納することで、トラブルが起きた時もすぐに対処できるようにしています。

4:研究施設や大学

研究施設や大学では、大量のデータを処理したり、実験結果を保存したりするために、サーバーやコンピューターが多く使われます。
特に、気象の研究や医療データの分析などには、多くのコンピューターが必要になります。そのような場所でもサーバーラックが活用され、必要なデータを素早く処理したり、安全に管理したりするために役立っています。

どうしてサーバーラックが必要になるのか

データセンターや企業がサーバーラックを必要とする理由は、サーバーを安全で効率的に保管し、管理するためです。

大きく分けて5つのポイントがあります💡

1:サーバーの保管場所として

サーバーはコンピュータの一種であり、企業やデータセンターではサーバーで情報を保存したり、インターネット上でサービスを提供したりします。サーバーラックは、これらのサーバーを整理整頓して置くために必要となります。
また、サーバーには企業の大切な情報が保管されていることが多いです。
その大切なサーバーを安全に管理するために、扉部分に鍵がついているラサーバーラックがあるなど、高いセキュリティを確保することができます。

2:効率的なスペースの利用

サーバーラックを使うことで、サーバーを縦に並べることができ、限られたスペースを最大限に活用できます。例えば、ラックに10台、20台、またはそれ以上のサーバーを並べることができるので、狭いスペースを有効活用することができます。

3:冷却効果

サーバーは動いていると熱を持ちますが、ラックに収納することで空気の流れを良くし、冷却効率を高めることができます。温度が高くなりすぎるとサーバーが壊れる可能性があるので、サーバーラック内やサーバーラック周辺の冷却が重要となります。

4:ケーブルの整理

サーバーラックでは電源や通信ケーブルをきれいな状態で管理することができます。これにより、ケーブルが絡まったり、どこに接続しているのか分からなくなることを防ぐことができます。

5:メンテナンスのしやすさ

サーバーラックに収納されたサーバーは、定期的なチェックや修理がしやすくなります。例えば、何か問題があった際にも、ラックの一部を取り外して簡単にサーバーにアクセスできます。

このように、サーバーラックは、サーバーを安全で効率的に管理し、長期間安定して運用できるようにするためにとても重要になるのです。

まとめ

専門的な言葉やイメージしづらい部分もあったかと思いますが、サーバーラックについて少しだけでも理解していただけたでしょうか🤔

実物を見る機会がないと、なかなか想像しづらいかと思いますが、サーバーは皆さんが日々使っているスマートフォンの情報やパソコンの情報、会社の情報などを守ってくれる大切なものです🙆‍♀️
そしてその大事なサーバーを守っているものが、サーバーラックになります✨

センターピアのHPでは、様々なラックの種類やオプション品についても紹介しておりますので、ご興味のある方はぜひこちらもご覧ください!!
➡ センターピア製品紹介

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