プロダクトマネージャーはプロデューサーであるべきだよねという話
ここ1ヶ月ずっとワールドカップ漬けで睡眠サイクルがぶっ壊れまくっていたたかおです。決勝戦はもうサッカーの神様が脚本を用意してくれていたようなとてつもない内容と結果になりましたね。ただ、この話をしだすとそれだけで本来のテーマの3倍くらいの文章量になるので控えておきます。
日々プロダクトマネージャーとしての仕事をしているのですが、そういえば忘れがちな視点があったなと思ったので備忘録的に書いておこうと思います。
プロダクトマネージャーはプロデューサーであるべきだよね
タイトルと全く同じなのですが、意外と意識しないと忘れてしまうなと思ったので取り上げてみました。
自分はゲーム業界とWeb業界にいたことがあり、どちらの職種も経験があるのですが、ぶっちゃけやることはほぼ変わらないという印象です。特にオンラインゲーム時代になってからはさらに似てきてるなと。
ではなぜ表題のようなテーマを持ち上げかというと、両者では何をもって成功したか?の定義が違うと思っていて、でもこれって両方持っているべきだよねと思いました。
ではその違いは何か?というと、下記だと思っています。
プロダクトマネージャーは成功させるための道筋を作るのが仕事
プロデューサーは予算の回収(リクープ)が仕事
この後、この2点について詳しく書いていきます。
プロダクトマネージャーは成功させるための道筋を作るのが仕事
プロダクトマネージャーはまだ出来て日が浅い職種なので今だに定義の話はわちゃわちゃ言われますが、上記の説明は比較的最近言われてる定義に近いかな?と思います。
成功の定義を明らかにしてそれを目指していく人というのが特徴ですね。
成功の定義を明らかにすることが目的に入っているので、必ずしも売上達成などが成功ではなく、特にBtoCスタートアップなどではまずは会員数や継続率などが成功と定義する場合も多いです。
ではプロデューサーはどうでしょうか?
プロデューサーは予算の回収(リクープ)が仕事
上記では対象が映像作品とされていますが、今はそれ以外にも広い意味で捉えられていて、もちろんゲームやWebサービスもプロデュースの範囲になります。
明確に書かれているものがなく上記の説明でも抜けているのですが、プロデューサーは何をする人か?と言われたら企画を立ち上げて予算を回収する人だと言えます。
特に映画やゲーム、イベント業界ではこれができないプロデューサーは次の仕事が来ないです。なぜなら立ち上げ予算はそれをより多くの金額にすることを期待されて投資されているからです。
要するに回収(リクープ)というのは事業という視点ですね。
プロダクトマネージャーも事業の視点は持っていた方がいいよね
特にスタートアップやWeb業界のプロダクトマネージャーは、実は事業単位で目標を持っている人はそう多くはない気がしています。
もちろんCPOだったり独立したプロダクトオーナーだったりする場合は事業単位で目標になっていると思いますが、ほとんどは事業の一部のKPIが目標になっていることが多いと思います。
そうなると回収(リクープ)するという視点が意外に抜けるなと。プロダクト改善も重要ですが、それにこだわってしまい事業という単位で見れなくなることが最近結構あったので、自分への戒めも込めてこの記事を書いてみました。
自分は元々こういう仕事をし始めた時はプロデューサーという肩書きから入ったので、プロダクトマネージャーという肩書きになったりしても、言葉に捉われずに「プロデューサー」でいたいなと思いました。
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