朝日を待っていた朝
ある朝、早く目が覚めた
朝日を浴びようと
ベッドに寝ころんだまま
カーテン越しに光を待っていた
待てど待てど薄暗く
平日のみ設定してるアラームが鳴った
7時10分
気付けば、1時間経っていたらしい
おかしいな、7時過ぎても暗いなんて。
そう思い、携帯で天気予報を見ると雨予報だった
そうか、だからか。
と、カーテンをやっとあけた
今にも雨が降りそうだった
少々の雨だったら自転車で出勤をする
傘をもつのは嫌い
少しだけ、いつもよりも早く家を出た
夕方は止みそうだったので
カッパも傘も持たずに。
わたしの日常はあいもかわらずで
どうにかなるだろう、と
どこかで思っている自分がいる
幼いころ、いつも何かに不安で
毎晩お祈りをしていた
いつからかその習慣はなくなった
怖いし、痛いし、苦しい、もあるのだけど
それはずっと続かないことを知ったからなのか
しんどいもやるせないも、あるのだけど
この足で地面を踏む
例えゆっくりであっても
歩く、進む、乗り越えるを体験したからなのか
なんとかなってきた
しっかりと与え、与えられ
愛し愛され
自分にも他者にも寄り添い
考えて考えて言葉にし、行動をし
共有を、好きと嫌いを味わい
人間同士が支配し、される違和感や嫌悪感を味わう
20代そこそこで
一生懸命生きない宣言をした
わたしの
たった一部のこと
昔憧れていたロックな人に
なれたのか
なれのか、なれるのか
他者の言葉に耳を傾け
他者からもらった自分の側面を大事にし
考えて考えて
対話、言語化することで、また新しい自分に気づくことができる
この確認作業を、わたしはずっと続けている