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有料風俗ブログを書いてたら、税務調査がやってきた(3)

さて、税務調査官の来訪を受けて、「これは素人では太刀打ちできない」と判断した私は税理士に一任することを決めた。

ブログの収入以外にもう一つある収入というのは、まるっと言うと「コレクションの売却」であり、20万以上の値段がついていなければ、非課税になる。私が売却したアイテムは一つ100円から高いものでも1万円程度だったのだけど、数が非常に多かったため、かなりの値段になってしまった。
また、それらを売却したのは、部屋ひとつがそれらのコレクションで半ば納屋状態となっており、子供の個室を作らなければならなくなり、「部屋を片付けてくれ」と、家人に言われたためだった。

どれを売り、どれを残すのか精査に時間がかかったため、延べ3年をかけて順次売却していったのだが、コレクションの内容が本職と関係あるものだったため、目を付けられたようなのだ。2年前に売却は終わっており、未練を残さないために売却リストなども破棄していた。だから、とりあえず、その内容を精査するために、売却先に調査を入れるという。場合によっては、私の勤務先にも調査が入る可能性を示唆された。

売却先に連絡を入れて「もしかしたら、税務署から調査が入るかもしれないのですが、どう対応されますか?」と聞いたところ、「うちは古物商免許をとって商売していますから、行政から調査が入ったら開示せざるを得ません」とのことだった。

ここで「口止め」なり妨害するようなことを言うと、重加算税がかかるかもしれない。
重加算税は「所得を意図的に隠したり、調査の妨害をした場合」にかかるペナルティで、かなり重い。それは避けなければならないので、「わかりました」とだけ答えた。

さて、このシリーズの第1回で挙げた税理士事務所のうち、2は依頼できなくなった(初回本人対応の場合は依頼を受けないため)。もっとも、ギャラが高すぎる。そんなわけで1の事務所も100万超えなので現実的ではない。

3の事務所は休日にも関わらず電話応対してくれたところなのだが、やはり高い。

高いところとそれほどでもないところの差は、すばり「個人でやってるか、複数の税理士でやっているか」の違いだろう。

私は5の事務所に頼もうと電話をかけたのだが、つながらない。半日かけてもつながらないので、断念し、4の事務所に連絡した。

すぐに税理士ご本人が出て、顛末を報告し助力を請うた。

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