猫
やっぱりまだ踏み込んでほしくない領域があるらしい。
言ったところで伝わらない。私だけの感覚がどうしても自分の中にある。
私の気持ちなんて、、って、わかってほしいわけでもないけどわかるはずないって思っちゃうし、話したところで自分で自分の傷をえぐるだけだとも思ってしまう。
自分の大事にしているものを軽んじて発言したことで怒って傷ついたことも何回もあるけれど、相手にとって私がどれだけ大事にしているかなんて伝えてないからそりぁ知る由なんてないだろう。
それでも言ったところで伝わらないからいっそのこと言わない選択肢を取るようになった。
同時に人が何かに対して生まれる感情を自分だけの物差しで否定しない人でありたいとも思うようになった。反面教師。
でもやっぱりどうしても、私はあなたにまたフラっと現れて欲しい。いつでもあなたの傷を拭うし腕の中で抱きしめるからまた同じスピードで歩きたいし、何気ない日々を染めてほしいと願ってしまう。
ふと、この誰にも伝わらないこの思いは私がいなくなった時、どうやって成仏するのか考える時がある。
せめて今だけでも、この思いを大切にしてあげなくちゃと思うから、何気ない1日にこれを残してみる。