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24/10/27 本読みインドア派のままどうにか外へ出る
10月ももう終わりに近づくんですけど。正気???
今年に入ってから月1でやっている「インプット奴隷合宿」。毎月3連休をとって、引きこもって本を読みまくっています。そうでもしないと本って読めないし。いや読みまくっている、というほど冊数は稼げてないけどさ。
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今月は10月25-27日で実施。新しい試みとしては、これまではひたすら家のデスクに齧り付いていたところ、ちょっと外でも読書をしてみた。他人と一緒にもしてみた。
1日目はスパラクーアへ。風呂に入り、麦酒を飲んで、本を読んで。10時間くらいいた。全然もっと居られる。乾燥対策だけ考えられたら次回も行きたい。
2日目は渋谷区立中央図書館。図書館デートに誘われ、え〜私この日は本読む予定あるのよね〜と断ろうかと思ったが、図書館行くならちょうどいいじゃんと思って参加した。ドンピシャな誘い。ありがたい。11-19時で滞在し、途中は原宿でケバブを食べた。大音量で音楽を流しながら歌う名物おじさんみたいな人がいて、みんなが写真を撮っていた。晩ご飯は渋谷の獅天鶏飯。牛蒡の春巻きが美味しかった。
3日目は普通に家から出ず普段通り本を読んでいた。いや、選挙は行った。
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3日間で読んだ本。
『男はなぜ孤独死するのか 男たちの成功の代償』
男性はコミュニケーションにおいて“甘やかされて”おり、無自覚な孤独が進行すると、最終的に死ぬ、みたいな話だった。ここで扱われているのは主に自死の話。小さいことだが身近な例を思い出しわかる〜と思うことも多かった。たとえば、友人夫婦が2人とも参加しているはずのLINEグループなのに連絡係は全部妻側で、夫の方は直接グループ内で連絡を取ろうとしない人なんてのはめっちゃ見る。小さいことだが、こういうのも人と繋がる術を失ってしまうことにつながるのかもなとか思った。X(Twitter)に上げたところ、反応してくれた人が数人いた。興味のある方、ぜひ一緒に読書会をやろうやで。
『現代思想2021年11月 ルッキズムを考える』
面白かった。ルッキズムというと顔面の美醜のことをまず考えてしまうが、セクシュアリティや障害、人種・国籍の話も多い。あ、そういうのも確かにルッキズムですねという発見がある。字が小さいので読むのは大変。
『金田一37祭の事件簿』
漫画をカウントすべきでしょうかという話はありますね。わかりますよ。4歳の頃から読んでたし好きなんですよね金田一。私は文字を金田一で覚えたと言っても過言ではない。首なしスキーヤー編が完結しました。雪山に閉じ込められる系が好き&死体が消える系が好きなので楽しめた。
「感動ポルノ」と向き合う
図書館でたまたま返却カートにあるのが目に入り手にとった。授業で学生に「『感動ポルノ』という言葉を知っているか」と聞くと、「24時間テレビみたいなやつですよね」と返ってくる。といった導入から始まるのだが、図書館で隣にいた連れに「これ読んだんだ〜」と見せたところ、「24時間テレビとか?」と返ってきた。みんな感動ポルノのイメージは24時間テレビなんだな。
『在日二世の記憶』
50人のライフヒストリー。正直にいうとまだちょっと残っている。768ページ(!)あるので…。時間はかかるが基本はインタビューの記録なので、読みやすい。文章はサクサク読めるが、人種差別の話なども出てくるので、実際サクサクは読めない。慰安婦の話や原爆の話も出てくる。あと唐突に張本勲が出てきます。野球選手としてでも喝!の人としてでもない(いや、でもありながら、と表現する方が正しいか?)、“在日”としての張本氏だ。
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家以外での読書、意外といい。特にラクーアはもっと長時間いてもいいくらいだなと思った。ただ自宅の方が、椅子やクッションも揃い、温度湿度が快適で、飲食も好きなタイミングでできる。あとお腹が鳴ろうがくしゃみが出ようが気にしなくていい。
そういう点では家って最強なんだよなぁと思う。今月もただただ私は家が好きという話で終わってしまいそうだ。
今月は仕事が忙しかったこともあり、ここ以外ではあまり本が読めていない。