見出し画像

ゲームで学ぼう細胞培養実習 ”バイオ・マイスター® ver.2.0" リスト(2024.12.26更新)

2024年12月現在のリスト

少しづつゲームが増えてきましたので、下記ページにリストをまとめています。
【対象】
理系の大学や専門学校の学生さんが実習を行う前の予習として、あるいは、異分野からの参入の方が見ていただくことを想定しています。
ですが、40年の培養キャリアと20年の培養指導の経験から、
ノウハウなども盛りだくさんです!
経験者の方も、是非、ゲームをやってみていただけると幸いです。

細胞培養に関連するゲーム

細胞培養に関連するゲームをリスアップしました。
初心者の方でも理解できるように作っていますが、製薬企業で開発されている方でも間違えてしまう質問も入っています。
是非、復習に、経験者の方もチャレンジしてみてください!

培養室の入室方法
培養室の三種の神器
培地交換編

細胞数計測
凍結細胞の解凍
培養細胞の継代/トリプシン処理
培養細胞の継代/細胞回収(鋭意作成中)
コンフルエンシー判定ゲーム
ワーキングバンクを作ろう(鋭意作成中)
細胞を送る時、どうする?(鋭意作成中)

凍結細胞の解凍のプログラムは、いくつかに分けていますが、細胞数計測は少し時間がかかると思います。実際の測定の手順にしていますので、実地でのトレーニングにもご活用いただけると思います。解凍の手順や細胞数の調整などもノウハウを詰め込みました。

是非チャレンジしてみてください。

ノウハウを盛り込んだシュミレーション・ゲームにしました。

誰でもできる初めての細胞培養を行うためのハウツーをお伝えしたいと思い、ゲームでご紹介することにしました。

オンサイトの培養実習を受講していただく前に、ゲームで作業の概要を使っていただくと、実際の実習がかなりスムーズに進むようになりました。
初めての方だけでなく、経験者の方も今一度見直していただき、次につながる機会になればと思います。ほとんどが5分程度で終わるゲームですので、是非気軽に遊んでみてください。

細胞培養できる人が足りない

2007年にヒトiPS細胞が発明されて以降、培養細胞を用いた様々な応用技術が広がっています。アカデミアにおいても研究ツールとして使うヒト達は増えたのではないでしょうか?
カリフォルニア州再生医療機構(CIRM)がiPS細胞から分化誘導した細胞を販売することを許可して、アメリカでは多くのベンチャー企業が分化誘導した細胞を販売し始めました。そのため、未分化なiPS細胞から苦労して分化させなくても、ヒトiPS細胞由来神経細胞や血管内皮細胞が入手可能になってきて、研究の効率も良くなったのでないでしょうか。

経験が長い熟練者が細胞培養ができているわけじゃなかったり

長年、様々なところで細胞培養を指導する機会があました。経験が長い熟練者という方が、必ず細胞培養ができている、ということはありませんでした。残念ながら、長年の経験があっても培養できていない人たちも多いのです。
むしろ、初めての方が上手に培養できることも少なくありません。

実は、実技で3時間ぐらいの指導で、細胞培養の作業はできるようになります。理屈さえわかってしまえば、どう作業すればいいのか、ほぼ理解していただけます。

イメージトレーニングが有効

理屈を理解すれば、あとは、どういう作業をするのか、イメージトレーニングをしていただけると、自然と手が動くようになります。
ゲームをやって、イメージすると、実際の現場で役に立つ、というわけです。

あまりリアリティーがあると、イメージが固まりすぎてしまいます。ちょっとボケた感じの画像が、ちょうどよくないですか?

今後は、学生実習を運営するのにも役に立つような使用品リストを加えていく予定です。

実は、このゲームは、学ぼうとする方だけでなく、指導する方にも、お役に立つことを想定しています。
ウェットな実習を行うのは、とても大変であることを、私は実体験しています。

大学に在職していた時、実習用の消耗品や試薬は5倍準備していました。
今でも、培養実習を行う際には、細胞は2倍準備しています。

どのくらい、何を事前に準備しておくのか、考えるのは、結構大変です。そんな方に向けて、消耗品のリストや、試薬のリストがあったら、便利だと思いませんか?

さらに、直接、注文もできるといいですよね。

そんなサイトにしていけると便利だと思っています。
皆さんのお役に立てるサイトになるよう、頑張っていきたいと思います。

*この記事は、随時更新していく予定です。