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楽器を弾く時は耳栓を
先日受講が終わったCourseraのコース"Fundamentals of Rehearsing Music Ensembles"(「音楽アンサンブルのリハーサルの基本」)の最後のほうの講義ビデオで説明されていたのは,「耳を大切にすること」。
金管楽器や打楽器の音は近くでは100から115デシベルの大きさになる。85から90デシベルくらいの音を2時間聞き続けると耳を痛めることが多い。だから,こういった楽器の近くで演奏している奏者は耳を痛めやすいし,他のポジションでも, ホールによっては音が響きすぎることもある。 そして,一度聴力を落とすと,治療は極めて難しい。だからオーケストラやブラスバンドでは耳栓をすることを勧めますという内容。
また,ドラッグストアで買える安価なものは高い音を通さず,低い音は比較的通すので,周波数特性がフラットではないので演奏向けでは無いとのこと。オススメは"Etymotic Research"の耳栓。周波数特性がフラットで良いとのことだった。Amazonで検索したら,いくつか候補が出てきた。
アメリカでは耳鼻科で個人の耳の形にあった耳栓も作ってくれるらしい。 日本でも出来るのかしらん。
実は,私は学生の頃に狭い部屋でピアノの練習をしすぎたせいか,片耳の聴力がとても低くなってしまった。ピアノも爆音がするからね。ただ,大きな音でピアノを弾いていたからといって耳が痛くなるわけでもない。さらに,片耳の聴力だけ低下しても,もう一方の耳でそこそこに補えるので,そのことに気づきにくい。そして,なんか変だなと気付いた時には手遅れになって,さらに聴力は落ちていったりする。
ヴァイオリニストや歌手も難聴になる人は割といるらしい。アンプを使う楽器や,電子楽器をヘッドフォンを使って練習するときも要注意だ。楽器を弾く方は本当に気をつけて欲しい。
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