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#19 「スキ」の使い方がわかったよ

私は金融という人間の営み自体が好きじゃないんです。
人の道から外れていると感じるからです。
そして自然の道理からも外れています。(人間自体が自然物ですから、その人間が生んだ金融システムもまた広義の自然ではあるのですが。)
要するに的外れなんですよ。それは。

本日、なんだかお金好きそうな方からnoteの「スキ」を頂きました。ありがとうございます。
どんな方からでもリアクションが得られると嬉しいものです。私は単純ですから。
そして、いかに私の記事の内容を読んでもらっていないかが解りますね。うふふ。一瞬目を疑いましたよ笑
だって、件の私の記事には「金融は不条理だ」とか「不労所得には懐疑的である」という旨の内容が書いてあるんですから。驚くでしょ。
貧乏な私に善意でもって手を差し伸べてくれているのでしょうか。
それとも皮肉でやっているのでしょうか。
感性は人それぞれですから、別にいいのです。放っておきましょう。
ただ、繰り返しますが、私は金融が好きではないです。
なるほど、お金を稼ぐことは悪いことではありません。
しかし、価値を生まずに不当にお金を得ることはいいことではありません。
そんなこと当たり前です。常識です。考えなくてもわかるようなことです。考えるな、感じろの世界。しかも努力せずともデフォで感じられますから。やったね。お得感ある。
だから不労所得はダメなんです。
印税とかはまだいいんすよ、作ったものの対価としてとれるから。
私が何故働けないのか、働かないのか、というのは手段を選ぶから、という側面が影響しているのは間違いなくあるでしょう。
矜持によるひきこもりですわ。
でも、価値のある仕事は私では務まらなかったりするのです。切ない。

私は、エリック・サティが依頼者に頼んで報酬を下げさせたというエピソードが大好きです。「ギャラ上げろ」じゃなくて、その逆です。「ギャラ下げろ」ですよ。
いいね。素敵。アニキ!
サティは貰い過ぎは良くない、ということを感じていたのですね。
過不足が無い状態、というのは中庸です。つまり、調和なのです。芸術の理想って結局そこじゃないですか。
自分なりの中庸。viva!
私は、サティは奇人変人だとは思えません。実は一番の常識人なのではないですか。そしてドビュッシーなんかよりもはるかに誠実です。(音楽的にはドビュッシーの方がずっと好きなんですけど。私は。)

私は自分が「普通」だと思っている節があるので、我こそが本流だとついつい感じてしまいます。
でも、それって違う可能性大なのかもしれない。
傍流というか、流れですらないのかもしれません。
それでも私は不当にお金を得たくはありません。価値に見合った額が欲しいだけです。
そして、そうやって生計を立てて自立していきたいですね。頑張るぜ。


それではまた。

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