【チェロ改造】テールピース
先日のレッスンで先生の楽器についてのお話を伺う機会があった。
先生の楽器は初めて親御さんに買ってもらったフルサイズのものをそのまま使っているそうで、ご自身で大改造したそう。
テールピースとテールピースの調整ネジ、楽器本体の塗装。もちろんエンドピンも。
私があれこれ興味津々でメーカーなどをお聞きすると「ネジとエンドピンはすぐ付け替えられますから、やってみませんか」とのこと😳❣️
まずはテールピースのネジを4本とも外して、先生のストーンのついたネジに交換。
おー!音量が増す!音質は少し硬くなる感じ。
そして先生のタングステン(?)のエンドピンに差し替える。かなりシャリシャリしたイメージの音に変わった。この音質は音は大きくなるのがもしれないけれど、私が自分のチェロに望む音とはちょっと違うかな。
こんなにいろいろ試させていただけて感謝!けれどさすがにテールピースは変えられない。
ちなみ先生のテールピースはLes Bois d'Harmonie社の黒檀でセンターに縦に稜線があるタイプ。
なんでも試してみたがりな私は早速、楽器を購入したお店の工房にLes Bois d'Harmonie社の黒檀と柘植のテールピースを取り寄せていただき、実物を見ながら職人さんと相談する。
柘植は比重が若干軽いので柔らかい音質が期待できるかと思ったが、楽器が焦茶なので見た目に違和感があり諦めた。
無難な黒檀(稜線なしタイプ)をその場でつけていただいた。
エンドピンの付け根にまわすコード状の紐はケブラー素材で、金属より引っ張り強度があるとのこと。
元々ついていたものはプラスチック製のポピュラーなものにスチールのコード(Weidler Akusticus)で、これよりは少し重くなったかな?
付け替えてすぐは少し硬質な音に感じたが、ケーブルのテンションが安定すると落ち着くと説明を受けた。
プラスチックの部品が無くなった事が単純に嬉しい☺️
エンドピンはどのような音質を望むかで変わってくるとのことで、軽いものから
☆カーボン〜直径10mmが主流
☆タングステン
☆鉄
☆真鍮
となり、音質もそれに伴う。
今のエンドピンは鉄で特に不満はないが、真鍮は試してみたいかなー
自宅で弾いてみると音量は以前より出ているようで、音質も少しずつ落ち着いてきている。
冬場の低湿度で楽器共々、どう変化するか要観察かな。