H3ロケット試験機2号機、15日の打ち上げ延期 天候悪化の予想で
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年2月13日、15日に予定していたH3ロケット試験機2号機の打ち上げについて、当日の天候の悪化が予想されるため延期すると発表した。
新しい打ち上げ日は未定で、これから毎日天候判断を行い、決まり次第発表するとしている。
JAXAによると、打ち上げ前日に行う機体移動の時間帯から、雷が発生する可能性や、強風が吹く可能性があるほか、打ち上げ当日も上空の雲が厚く、ロケットが通過する際に雷が落ちる危険性があるなど、総合的な判断から打ち上げ延期を決めたという。
なお、打ち上げ日が変わっても、打ち上げ時間帯は9時22分55秒~13時6分34秒で変更はない。
H3ロケットは、三菱重工とJAXAが共同で開発している次世代の大型ロケットで、柔軟性・高信頼性・低価格の3つの要素を兼ね備えた「使いやすいロケット」を目指している。
2023年3月7日には試験機1号機を打ち上げたものの、第2段エンジンが着火しなかったことにより、 ロケットに指令破壊信号を送出し、打ち上げに失敗した。
JAXAや三菱重工は原因究明と対策を進め、試験機2号機を「再挑戦」と位置づけ、打ち上げに臨む。
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