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H-IIAロケット49号機、9月16日に打ち上げへ

 三菱重工は2024年9月13日、天候不良により延期していたH-IIAロケット49号機の打ち上げについて、9月16日に行うと発表した。

 打ち上げ時間帯は、14時24分20秒から14時25分21秒の間となっている。

 なお、今後の天候状況などによっては、再延期の可能性もあるとしている。打ち上げ予備期間は9月17日から10月31日まで確保されている。

 49号機は、内閣衛星情報センターの情報収集衛星「レーダー8号機」を搭載し、所定の軌道に投入することをミッションとしている。

 当初、打ち上げは9月11日に予定されていたものの、9日の時点で、打ち上げ時の気象状況が条件を満たさないと予想されることから、延期が決定された。その後も、打ち上げられない日が続いていた。

 打ち上げが行われる、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターが発行する気象情報によると、台風13号が日本の南を発達しなから北西に進んでおり、明日14日は奄美大島の南を通過して東シナ海に進む見込みだという。

 このため、ロケット発射場の周辺は、13日の夜から14日にかけて、台風の影響で大気の状態が不安定となって雨が強く降るとしている。

 打ち上げが行われる16日午後には好天になると予想されているものの、機体移動が行われる前日15日の夜には、雷が発生する可能性があると予報されており、台風13号の進路や速度、通過後の大気の状況などによって、予断を許さない状況にある。

2024年9月13日時点での、種子島宇宙センターの週間気象情報 (C) JAXA

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