見つけ出す
「うつの療養について書いてみよう」
と思い始めたものの、考えも文章もまとまらず、、、
最近感じた事から書いてみようかと思います。
3年位前にapple musicをサブスクに切り替えました。
その前までは近所のレンタル店でCDを借りて取り込み、音楽を聴いてました。
その時、なんとなく借りたサカナクションさんのベストアルバムの中で、「さよならはエモーション」の歌詞が気になりました。
もともと独創的な歌詞を書かれる方だなあという印象でしたが
私には「忘れてたこと」を「見つけ出す」という捉え方が記憶に残りました。
そして、この話をした会社の同期から
「昔、年を重ねた学者さんが、過去の研究はもう思い出せなくて、もう一度研究し直して、新しく発見し直すって話があったなー」
と聞いて「思い出す」事が対義語にならないケースもあると感じました。
そして最近、うつについて書籍を調べていた所、また印象に残った文章がありました。
その章のなかでは、
「どうすれば今の(うつ病になった)自分が生きやすいか」
という考えから、「もう前に戻れないし、前に戻らなくてもいい」という心境はとても楽だと書かれていました。
振り返ると
苛烈な労働の記憶は、過去の世界であり、日常ではぼんやりと思い浮かべる程度になってきました。
そんな過去を、突然「失ってしまった」私は、「取り戻したい」と、どこかで考えていたのかも知れません。
もう戻らないことは分かってはいるのですが、、、
そして、「見つけ出す」という捉え方が、今でも鮮明に感じられます。
それば、失ってしまったもの、新しい何か、どれかになるのかも知れません。
「見つけ出す」
どんな私が待っているのか楽しみです。