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子どもがくれた小さな言葉、家族で語り合うひととき

ある日の夕方、我が家では何気ない会話が、家族の心を温めるひとときに変わる瞬間がありました。夕食を終えた後、リビングでリラックスしていると、息子がふとした一言をつぶやきました。「かーたん、なんで空って青いの?」彼の小さな疑問が、その場の空気をやさしく変えました。

「そうだね、空が青いのは光が散らばるからなんだよ」と説明すると、息子は「へぇ、そうなんだ」と少し驚いた様子で頷きました。娘も「じゃあ、夜はどうして暗くなるの?」と続けて聞いてきました。この何気ない会話の中に、子どもたちの純粋な好奇心が詰まっていて、それに答えるのが何とも心温まる時間に感じられました。

私たちは普段、日常の中でのささやかな疑問をあまり考えないことが多いですが、子どもたちの素直な問いかけが、家族みんなで語り合うきっかけとなります。そのひとときは、どこか特別な時間のように感じられ、忙しい日々の中で、こんなふうに家族でゆっくりと会話を楽しめる瞬間が、何よりも大切な宝物だと感じます。

「お月さまはなんでいつも形が変わるの?」と、娘がまた小さな声で聞いてきました。その言葉に、私も少し考えながら、「月は毎日少しずつ位置が変わってるんだよ」と答えると、娘は「不思議だね」と目を輝かせました。

子どもたちの質問に丁寧に答える時間は、親としても大切な学びのひとときです。時には私たち大人も答えに迷いながら、子どもたちの疑問に一緒に向き合うことで、家族の会話が豊かになっていきます。そして、その一つひとつの会話が、家族の絆を強め、心をつなげるのです。

こんな風に、子どもたちの小さな言葉から始まる語り合いの時間が、私たち家族にとってかけがえのないものだと感じます。これからも、日常のささやかなひとときを大切にしながら、家族みんなで心温まる時間を過ごしていきたいと思います。

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