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“まじめに仕事と向き合っていればキャリアの道は開ける”。育休中、子どもの生活リズムに合わせて副業をこなすFさんの働き方とは【#わたしのセレクト】

ここは都内の小さなカフェ「CELECT(セレクト)」日々いろいろなお悩みを持ち寄った女子会が開催されている。さて、今日はどんなお悩み相談が舞い込んできたのでしょう……?

ARISA:MAKIさんがこの前SNSにアップしたお子さんとの写真見たよ。娘ちゃんかわいいし、子育ても楽しそうだね!

MAKI: 大変なときもあるけど、子どもがそばにいる生活はやっぱり幸せよ。でも、家計がちょっと苦しくなってきたから、私も働かないといけないかなと思っているところなの。
 
MEGUMI:それなら、Fさんと話してみたら?Fさんは正社員として営業ポジションで働きつつ、キャリアコンサルタントや採用支援の副業もしている人なの。3月に赤ちゃんが生まれたばかりだから今は育休中なんだけど、育児の合間に少し仕事しているみたい。
 
かわいい子どもの成長をそばで見ていたいという気持ちを抱えつつも、働かないといけないなと思うMAKI。働き方のアドバイスをもらうために、現在小さい子どもの育児を楽しみながら副業を行っているFさんにお話を伺いました。
 
■プロフィール略歴
Fさん
京都市出身。小学生のころから関西メインでダンサー・モデルとして活動していた。高校卒業後は、知人社長のタイの会社にインターンとして渡航。その後、マルタ島に語学留学をする。帰国後は上京し、クリエイティブカンパニーに入社。人材事業部で営業に従事しながら、キャリアコンサルタントの資格を取得して副業をスタートする。2022年3月に第一子が生まれたことを機に女性のキャリア形成について考えるようになり、育休明けは職場環境や女性の働き方の改革に取り組もうと思っている。
 
【保有資格】
キャリアコンサルタント
 
【自身を表すキーワード】
#元ダンサー #Instagram #海外旅行
#常に笑顔
#やりたいことはとことんやる
 
【自分の強み】
素直さ、行動力

■高校卒業後、ビジネスの道へ。“まじめに仕事と向き合えばキャリアの道は開ける”と自信が持てた

MAKI:Fさんは25歳だと聞きました。まだ若いのにキャリア形成ができているなんてスゴイです!いろいろとお話を伺っていくのですが、まずは経歴を教えてください。
 
Fさん:私は学生時代に、ある会社でダンサー・モデルとして活動していました。そのときにお世話になっていた社長から「君は根性もあってメンタルも強いから、ビジネスに向いていると思う。その特性を生かして営業にチャレンジしてみたらどう?」と助言をいただいたんです。
そこで、高校卒業のタイミングで、同社のタイ拠点にインターンとして渡航。そこからビジネスを学び、その後マルタ島へ語学留学をしてから東京に出ました。
また、東京では知り合いの方から「SESの事業を立ち上げるのでアシスタントとして手伝ってほしい」とお声掛けいただきました。そのお誘いを引き受けることとなり、SESや人材派遣の営業を始めたのですが、3〜4年経ったころに“もう少し人と向き合いたい”という想いが生まれ、キャリアコンサルタントの資格を取得することとなります。その資格を活かしてキャリアコンサルタントを副業で行い、20〜30代半ばの方のキャリアプランを立てるサポートをしました。
社会人として働き始めて今年で7年目になるのですが、3か月前に第一子が生まれて現在は育休中です。
 
MAKI:社長さんの言う通り、Fさんはビジネスに向いていたんですね。じゃあ、苦労もあまりなかったのでしょうか?
 
Fさん:いえ、そうでもないんですよ。何もわからない状態で現場に飛び込むことになったので、最初は結構苦労しました。営業のイロハもわからない状態で、それこそ名刺の交換の仕方も知りませんでしたからね。実践で学ぶ形になったので、お客様のおかげで今の私があると思っています。
 
MAKI:事業の立ち上げからジョインしていたなら、最初は社員も少ないでしょうし、ビジネスに関して教えてもらう機会も少なかったはず。影で相当勉強されたのだと思います。では、Fさんはずっと同じ会社でキャリアを積んできたのでしょうか。
 
Fさん:実は22歳のとき、ダンサー・モデル活動のときにお世話になっていた企業に転職しています。その会社には人事部長として入ったのですが、いろいろと思うところがあって退社させていただきました。それで、元の会社に出戻りした感じですね。
たった2か月の転職でしたが、そこで大きなものを得ることができましたよ。それは“自信”です。同い年の方が新卒で入ってくる中、自分は人事部長を任されている。学歴がなくてもまじめに仕事と向き合っていれば、キャリアの道は開けると自信がつきました。そして、これからも人と向き合う仕事をしていきたいなと思うことができました。 

■育休中も副業で活躍!子どもの生活リズムに合わせて仕事をこなす

MAKI:Fさんは副業をされていると伺ったので、どんな仕事をしているのかも知りたいです!
 
Fさん:私は、正社員の仕事を含めて3社ほど兼業しています。
 
【正社員】人材系の営業職(派遣/SES事業)
【副業】採用支援(RPO)
【副業】転職者向けのキャリアコンサルタント
 
正社員で働いているところと、副業として転職者向けのキャリアコンサルタントをしているところは現在育休をいただいています。
 
MAKI:営業、採用支援、キャリアコンサルタント、といろいろな職種で働いているんですね。ちなみに派遣/SES事業の人材系営業職ってどんな仕事をするのでしょうか。
 
Fさん:若手のエンジニアや、すでに第一線で活躍しているエンジニアを正社員として採用するサポートを行った上で、入社後に、クライアントの元へその方々を出向・派遣でつないでいくという仕事です。それ以外にクライアントの新規開拓営業や既存クライアントとの交渉、請求書管理も担当させていただいています。
 
MAKI:なるほどです。営業は外回りをしながら契約を取ってくるというイメージが強かったのですが、派遣/SES事業の人材系営業職はそんな仕事なんですね。現在、育休中とのことですが採用支援(RPO)の副業は進行中でしたよね。よろしければ毎日の過ごし方を教えてください。
 
Fさん:毎日の過ごし方は次のような感じです。
 
8時     起床
~10時  朝ご飯を食べながら仕事をする
10~12時 子どもと遊ぶ
12~13時 お昼ご飯・寝かしつけ
13〜15時 自由時間。自己啓発のために勉強したり、子どもが起きたら子どもと遊んだりする
16~18時 仕事連絡の確認
18~20時 子どものお風呂・寝かしつけ
20~22時 仕事。(23時までやることもある)
 
採用支援の副業は1日3時間契約ですが、仕事を行う時間は何時から何時までという固定はされていません。なので、子どもの生活リズムに合わせて仕事をしています。昼間に仕事の時間が取れなかったら、夜の仕事の時間を長く取って調整していますね。
最近は子どもの生活リズムに少し余裕が出てきたので、1時間分ほど副業を追加してもうまくタスクを回せるのではないかと思っています。その準備を家事や子育ての合間にやったりもしていますよ。
 
MAKI:子育てをしながら副業も同時に行っていて、しかも自己啓発のために合間で勉強をしているなんてかっこいいよね。
 
ARISA:私より若いのに考えがすごくしっかりしていて驚いちゃった。今後はどんな働き方をしていく予定なのか気になるな〜。
 
MEGUMI:もう少し時間があるみたいだから、Fさんのキャリアビジョンについて聞いてみようよ!

後編はこちら:女性の力になりたい!育休後の女性の働きやすさを叶えるため邁進するFさんのキャリアビジョン【#わたしのセレクト】




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