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わたしの子供を【スマホわき見運転ではね、意識不明の重体にしたママ友】に、ほんとは言いたかったこと

今日は、10年以上前に起こった、

私にとって非常にショッキングな出来事についてお話ししたいと思います。

自分の気持ちを大切にすること、そして子どものために親が考えるべきことについて書いたものです。

あれは、私の子供が小学生だったころのことでした。

近所に住むママ友が、「お宅のお子さんが事故に遭った」と、電話で知らせてきました。

まるで目撃者のような口ぶりでした。しかし、彼女がその加害者だったのです。

平日の午後4時、まだまだ明るい時間、

横断歩道を渡っていた私の子供を、

こともあろうに、

わき見運転で、法定速度をはるかに超えるスピードではねとばし、

・・・わたしの子供は、意識不明の重体に。

その時、私はショックと怒りでいっぱいでした。

そのママ友は、いつも子供会費を集めに行ってもなかなか払ってくれず、

「今日はいるから、集金に来ていいですよ」といっておきながら不在にし、

「調子のいい、いい加減な人だな」という印象がありました。

そんな彼女が、まさか我が子を危険にさらすことになるとは、夢にも思いませんでした。

どうしても彼女を責めたい気持ちがありましたが、

家族は「自宅が商売をしていること」を理由に相手を責めない方針を取りました。

その決定に私は納得がいかず、やるせない気持ちと共に、深い悲しみが私を襲いました。

私の心の中で抱えきれなくなったこの感情は、

娘が半年近くの治療で、ようやく退院できるようになったころ、

何もかもが辛く、何もかもが嫌になる日々が突然やってきて、うつ状態にまでなってしまいました。

あれほど、半年に1000円の集金を出し渋り、なんども集金に来させていた人が、

うちの子供をはねた後は、自分から子供会費を自宅に持ってきたこと。

(やればできるじゃん・・・・!)

あれほど、事故の後「もう車には乗りません」と言いながら、

次の週には、うちの子供をはねた、前がヘコんだ車を乗り回していたこと。

(たしかに車社会だから、乗らずに暮らすのは難しいとはいえ・・・)

(1週間もたたないうちに、もう乗るんかい・・・!)

言ってることとやってることが、ちがいすぎ。

信用ならない。

こんなことをやっている人に、

わたしの家族は、いろいろ我慢させられるだなんて。

娘の、縫われて傷だらけの顔、

工事現場のように、装具だらけの足を見るたびに、

(言葉が汚くて申し訳ないですが)

あんなテキトーな人の不始末のせいで、うちの子供がこんな目に逢わなくてはならんの!

このことがあってから、私はしばらく、同世代の女の人とは話が出来なくなってしまいました。

しかし、この経験から私はいくつかの重要なことを学びました。

まず、自分の気持ちを押し殺すことの危険性です。

私は家族の意向に従い、相手を責めることを諦めましたが、

その結果、自分の感情を無視してしまいました。

どんなに辛い状況でも、自分の気持ちに正直になり、ただしく知り、適切な形で発散することが必要です。

次に、家族の中でも考え方の違いがあることを理解しました。

家族は商売を守るために相手を責めない方針を取りましたが、

これは、子どもの味方にならなかったことを意味します。

私はほんとは、子供のために、子ども側につきたかった。

この違いが悲劇を生んだと言えるでしょう。

家族と意見が違うときは、お互いの立場や気持ちを尊重し、話し合うことが重要です。

最後に、この経験を通じて学んだのは、子供のために親ができることの大切さです。

子供に問題があったとき、私たち親は何をすべきか、どう対応すべきかを真剣に考える必要があります。

子供の安全を最優先に考え、そのためにどのような行動が必要かを見極めることが求められます。

私はこの経験から、強くなれました。

自分の気持ちを大切にし、家族と話し合うことの大切さを学びました。

そして、子供のために何が最善か・・・

自分にとっても、それはよいことなのかを常に考えることができるようになりました。

同じような経験をされたことがあるあなた、

どうか自分の気持ちを大切にしてください。

そして、周囲と意見が違うときは、お互いの気持ちを尊重し合い、話し合うことを忘れないでください。

それから、あのときのママ友に、私が本当に言いたかったこと。

それは・・・


人が集まって、もめたとき。

誰か一人の気持ちを無視したり、犠牲にしたりは、いけない。

かならずなにか、ベストな方法はあるはずです。

誰かひとりに、重荷を背負わせない方法が。

とてつもなく嫌な出来事だったけど、

あの時のあなたの、いいかげんさから、

今になって私は、大切なことをしることができた。


急転直下、あってほしくない出来事からしか、

知ることができない真実があります。

私の経験が、少しでも助けになれば幸いです。


ちなみにこの話には余談があります。

担当してくれた刑事さんが、偶然にも、わたしの同級生でした。

そして、この娘が奇跡的に回復し、中学校に入学し、

初めての担任が、これまた偶然にも、わたしの同級生でした。

(刑事と担任が、これまた親友・よきライバルだった&この事故のことは、刑事→担任に伝わっていました!)

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