すぎ

教育/英語/多言語/英語史/ウェルビーイング  ここでは、自分が思ったこと、考えたこと、学んだこと、実践したことなどを徒然なるままに書いていきたいと思います。

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教育/英語/多言語/英語史/ウェルビーイング  ここでは、自分が思ったこと、考えたこと、学んだこと、実践したことなどを徒然なるままに書いていきたいと思います。

最近の記事

○○になりたい!〜なりたかったらもうしているはず〜

生徒の進路相談に乗っていると、「○○になりたい!」とか「こんなことをしてみたい!」という言葉によく出会う。 そんなときにぼくが最初にかける言葉は 「そうか!じゃあ、やってみ!」 である。 もちろん、これだけで話が終わることはなく、どうすればその職業に就くことができるのかを伝えたり、どんな進路先を選べばそれをできるのかを一緒に調べたりする。 自分の守備範囲の分野であれば、必要以上に熱く語ったりもしてしまう。 ぼくとしては、子どもたちにはやりたいことにぜひ挑戦してほしいし、

    • 職員室での気分転換に〜ハンドソープで良い香り〜

      職員室で、集中して仕事をしていると、息がつまってくるのを感じる。 一方で、突発的な出来事で仕事に集中できないときもある。 いずれにせよ、なにか気分転換をしたくなる。 そんな時にはお気に入りのコーヒーや紅茶を入れてみるのもいい。 だけど、今入れても次の授業もしくは会議までたいして時間もない。 「なんかないかな?」 こんなことを考えていたときに、ふと良い香りを感じた。 その香りは手洗い場から戻ってきた同僚からだった。 何だかオシャレなハンドソープを持ち歩いている。 「これだ

      • ベトナム語を学ぼうとしたきっかけ〜わからないのが悔しい!!〜

        外国語の参考書が置いてあるぼくの本棚の中には2冊のベトナム語に関する本がある。 一つは『ベトナム語のしくみ』。 このシリーズはその言語を勉強するための本というよりかは、その概要をつかむためのものである。 もう一つは『現地駐在記者が教える 超実践的ベトナム語入門』という本だが、通読はまだできていない。 ちなみに、今スラスラと言えるベトナム語は Cảm ơn = ありがとう Xin chào = こんにちは の二つだけだ。 ベトナム語を学ぼうと思った理由 昨年の暮れに単

        • 日記を書き続けることで英語力UP〜ハードルは下げるに限る〜

          最近、英語を学び始めて四半世紀くらいになることに気づいた。 と言ったって、中学に入るまでの英語はお遊び程度で何にも覚えてはいないし、中学・高校でも授業で学んだだけで別に特別なことはしていない。 大学は外国語学部を選んだので、けっこうしっかりと学べたと思う。 教員になってからが勉強は一番したなぁ。 自分の英語学習歴を思い返してみると、大学時代の1年間のアメリカ留学で培った力はかなり大きい。 それでも、今の自分の英語力を確かなものにしたのは、大学の時に日記を4年間書き続けたこと

        • ○○になりたい!〜なりたかったらもうしているはず〜

        • 職員室での気分転換に〜ハンドソープで良い香り〜

        • ベトナム語を学ぼうとしたきっかけ〜わからないのが悔しい!!〜

        • 日記を書き続けることで英語力UP〜ハードルは下げるに限る〜

          中秋の名月🌕〜月を見ながら考えたこと〜

          今日は中秋の名月。 数年振りに、満月ではないみたいだ。 今年は、満月になるのは明日らしい。 月見団子に、月見酒、、、 あんたは飲めればなんでも良いんだろう。 と、ぼくを知る人には言われてしまいそうだが、あいにくの体調不良で、今日はおあずけ。。。 ちょっと月を見てきた 体の調子があまり良くないからといって、こんな日にお月さんを見ないわけにはいかないと思い、少しだけ外に出て、空を見上げてみた。 月を見上げながら、ぼくの頭の中に浮かんだのはこのフレーズ。 月が綺麗ですね I

          中秋の名月🌕〜月を見ながら考えたこと〜

          【英訳】若者には負けない〜機械翻訳から感じる言葉を学ぶ意義〜

          以前、流し見していた動画で見つけた「若者には負けない」という表現の英訳が、なんだかすごく気に入ったので、その表現について今日は書きたいと思う。 機械翻訳ならどう表すのかも調べてみて、考えたことも合わせて書いてみる。 Deep Lに聞いてみた まずは、英日、日英の素訳としてよく使うDeep Lで調べてみた。 Not to be outdone by the young. この訳が一番最初に出てきた。 この訳を目にして、意味はわかるし、[ not to be outdon

          【英訳】若者には負けない〜機械翻訳から感じる言葉を学ぶ意義〜

          自分が本当にしたいことを見つけるヒント 〜「やりたいこと」と「せずにいられないこと」〜

          ぼくたちは毎日忙しく過ごしていると、自分が本当に何をしたいのかわからなくなる時がある。もしくは、わかっているつもりでも、多忙を理由にそれを諦めざるを得ないと考えてしまう。 本当にしたいことって何だろう? やりたいことだけやっていればいい!ってわけではない ぼくたちはやりたいことの他に、やらねければならないことがある。 それはどちらかというと内的な欲求ではなく、外的な要求からせざるを得ないことである。 つまり、一般的には自分のしたいことだけをしておけばいいのではない。 普通

          自分が本当にしたいことを見つけるヒント 〜「やりたいこと」と「せずにいられないこと」〜

          授業の中でのウェルビーイング〜英語の授業を通して幸せに生きる方法を知る〜

          ぼくがウェルビーイングという言葉に関心を持ったのは、ここ1、2年くらいのことだ。以降、少しずつウェルビーイングに関する本を読んだりして、その理解を深めつつあるところだ。 この言葉にぼくが関心を持ったのはある意味必然のことだった。 ぼくは英語や言語が好きで、教師としてそれを学ぶことの楽しさを伝えたいという思いがある。 しかし、それよりももっと大きな願いも持っている。 「みんな幸せに生きてほしい」 そんな願いだ。 世界中のみんなを幸せに!なんて大きなことは、ぼくのチカラでは到

          授業の中でのウェルビーイング〜英語の授業を通して幸せに生きる方法を知る〜

          きらきらしていない言語学習〜リョウヤククチニニガシ〜

          「言語学習でキラキラした世界を見つけよう✨」みたいなことを、前の記事で書いた。 今の自分にとっては、これは真であると思っている。 しかしながら、この「今の自分にとって」の部分が重要だ。 何かを学ぶことは本来楽しいのだけど、いつどこでも楽しいとは限らない。 (今気づいたのだけど、「いつどこでも」と言うけど、「どこいつでも」とは言わない。なんか面白い。) 今の自分の言語学習は道楽だ 今の自分は、自分の好きな時に、好きなだけ言語学習をしても、しなくてもいい。 授業で扱う部分くら

          きらきらしていない言語学習〜リョウヤククチニニガシ〜

          外国語がくれるキラキラした気持ち

          私も30代になって数年が経った。まだまだ若いと思っているし、実際まだまだこれからたくさん経験すべきことが残っているのも理解している。ただ、歳を重ねて、少しずつ、知恵をつけ、「賢く」なってくると日々の生活に何だか既知の出来事が増えてきて、新鮮な気持ちで物事を見ることが少なってくる。 外国語を学んでいると知らないことだらけ! そんな新鮮さを感じる心を失いつつあるときに、外国語に触れると知らないことだらけの世界にキラキラしたものを見つけることができる。 もうそれなりに長いこと学

          外国語がくれるキラキラした気持ち

          ふわっとした言語学習 〜韓国人の友だちが話す日本語を聞いて〜

          以前の職場で一緒に働いていた韓国人の先生とは、職場の変わった今でも交流が続いている。ぼくが韓国に行ったり、彼が日本に来てくれたりして、美味しいものを食べたり飲んだりしながら色々なことを話している。 彼の日本語のレベルの高さにはビックリ!! 彼と話すときに使う言語はもっぱら日本語である。ぼくも少しは韓国語ができるのだけど、彼の日本語の流暢さを前にすれば、ぼくの拙い韓国語でコミュニケーションをしようとは思えない。たまに、韓国語の練習相手になってもらうくらいで、普段の会話はずっ

          ふわっとした言語学習 〜韓国人の友だちが話す日本語を聞いて〜

          役に立つ言語とは? 〜楽しかったらいいじゃん〜

          さて、私は言語を学ぶことが好きだ。学べば学ぶほど新しい発見があって、好奇心をくすぐり続けてくれる。特に英語との付き合いは長く、今やそれを教える立場にすらなっている。 英語は役に立つ? 世間には「英語ができると役に立っていいよねー」なんて軽い発言をする人は多い(たぶん)。しかし、私はそんな即物的に、役に立つから今でも英語を学んでいるわけでは決してない。 英語に関して私が興味を持っている分野は、英語史である。一般的にはあまり役に立ちそうだと思われず、そんなことに興味を持つこ

          役に立つ言語とは? 〜楽しかったらいいじゃん〜

          言語力を武器に?

          「言語力を武器に…」とはよく聞く言葉である。ぼくもふと使ってしまうことがあるフレーズではあるが、個人的にはあまり好きな表現ではない。 なぜなら、言語力を「武器」に人と争うなんてナンセンスだと思うからだ。 闘うためのことば… 昔、「話せばわかる!」なんて言った人がいるらしい(本当に発言したかは定かではない)。話すことが言語力を行使することだとすれば、この人はその場にいた人を言葉という武器でやっつけてやろうとしたのだろうか。 そんなに難しい場面を考えなくても、我々は生きてい

          言語力を武器に?

          自己紹介 〜初めてのnote〜

          はじめまして。すぎと申します。 今回は簡単な自己紹介をします。 自己紹介 関西在住30代男 教員 趣味 一人旅:国内は47都道府県を制覇したいと思っています(現在37/47) 海外はあまり遠くへ行けていませんが、この一年間で韓国(2回)、台北、ホーチミンに行きました。 読書:今は言語学やウェルビーイングに関する本を読むことが多いです。お気に入りは黒田龍之介先生のエッセイです。 お酒:何でも飲みますが、日本酒が大好きです。 言語学習:英語(大学時代にアメリカへ一年間留学

          自己紹介 〜初めてのnote〜

          芸術鑑賞の時間に考えたこと

          先日、学校行事の一つとして、クラシック音楽の鑑賞会へ生徒らを引率して行きました。 自分自身も音楽の素養もないので、「やっぱり、ホンモノはすごいなぁ!」くらいの感想しか持つことができませんでしたが、音楽を聞きながら思いついたことを書き記したいと思います。 なんだかイライラする 入場の時点から、騒がしく、走り回っている生徒を見て、何しに来たんだとイライラ。 座席に座る際も、名簿順で座るのだと伝えていたのにも関わらず、ホールへ入るまでのいつの間にやら、ぐちゃぐちゃになってしまい

          芸術鑑賞の時間に考えたこと