3カ月の独学で基本情報技術者試験に合格しました
はじめに
2019年秋に基本情報技術者試験を受験し、無事合格しました。勉強期間は3か月ほどです。今回は、合格するまでにどんな勉強をしたのか、まとめていきたいと思います。
きっかけ
2019年の夏に転職して、エンジニアになったのがきっかけです。大学は情報系ではなく、前職もITとは関係のない文系職だったため、基礎的な知識が乏しい状態でした。そこで、まずは広い知識を得ようと思い、基本情報技術者の勉強をはじめました。学生時代に独学でプログラミングに触れてはいましたが、例えば「IPアドレスってなあに?」と聞かれても、言葉は知っているけどうまく説明できないくらいの知識レベルでした。
とても参考になった記事
以下の記事が本当に役立ちました。ありがとうございました。
詳しい情報は上記の記事を見ていただくとして、私の場合はどんな勉強をしたのかということを書いておきます。
フェーズ1:参考書を読む
まずは参考書を読みました。評判もよく、かつ内容も簡単そうだということで、これを選択。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 平成31/01年 (情報処理技術者試験)
1回だけざっと読みました。何度も読み返してから問題を解きたい方もいらっしゃると思いますが、色々な方が「さっさと過去問演習をした方がいい」とおっしゃっているように、効率を考えると1度読んだら過去問に移行したほうがいいと思います。
私は電子版を購入し、スマホで通勤中に読むようにしていました(まとまった時間は他のことに費やしたいという思いもあったので、すきま時間を勉強に充てる、というスタンスでした)。毎日30分ほど読んで1か月かかったので、読むのに10時間を費やしました。
フェーズ2:午前の過去問を解く
基本情報技術者試験は、午前と午後にわかれています。午前は一問一答で計80問の選択問題、午後は大問7問の選択問題です。どちらも6割取れれば合格です。
本を読んだあとは午前の対策を始めました。本も出ていますが、私はスマホのアプリで勉強しました。無料で解説もついて、いつでもどこでもできるのでとても便利です。私はこのアプリにしました。
解説を読んでもピンとこないときや、周辺知識が気になったときなどは、本の該当箇所を読み返すようにしていました。初めのうちは4割程度しか取れませんでしたが、よく出る分野は限られているので、過去問を解くうちに8割くらい取れるようになりました。試験直前までの2カ月間で、8回分を解きました。
フェーズ3:午後の過去問を解く
午後の問題もスマホで学習しようとしたのですが、さすがに大問形式のものをメモなしで解くのは厳しかったので、書籍を購入し、机で勉強しました。午後は午前に比べて複雑な問題が多いですが、解説がしっかりしていて助かりました。
試験の2週間前から午後対策を始め、4回分を解きました。午後は12問から7問を選択する形式ですが、私は全ての問題に目を通していました。午前の勉強をしっかりしていたので、初めて解いた段階で6~7割くらい取れるようになっていました。しかし、問題形式に慣れることを考えると、もう少し対策を早めに始めればよかったのではと思います。
補足:時間配分について
試験において最も重要なことは時間配分だと思いますが、私なりの時間配分についてお伝えしようと思います。
午前試験は150分間で80問ですので、単純計算で1問あたり2分ないぐらいです。問題の質から考えるとかなり時間に余裕があり、午前に関してはほぼ気にせず解いていました。
午後試験も同じく150分ですが、こちらは結構時間がタイトな印象を受けました。少し余裕をもって、以下が私の時間配分の目安です。
問1 情報セキュリティ 20分
問2 ソフトウェア 15分
問5 ソフトウェア設計 15分
問6 プロジェクトマネジメント 15分
問7 経営戦略・企業と法務 15分
問8 データ構造及びアルゴリズム 30分
問9 ソフトウェア開発 30分
問8と問9は必答かつ配点も高いので、時間をかけて解くようにしていました。選択問題は、当日問題をざっと見て、回答しやすそうなものを選びました。
結果
午前より午後の方が得点が良かったです。午後の問8と問9がわからず焦りましたが、時間をかけてじっくりと解くことができました。
まとめ
・インプットはサラッとでいい
・午前の過去問はアプリが便利
・午後は時間配分を考えて
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