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捨てる想定だったものを販売できるプラットフォーム

最初からゴミって思いこんでいるモノって多いですよね。
何かを買うと「必要なモノ(買いたいものそのもの)」と「捨てるモノ(包んであった袋とか)」に分かれます。
そして売り手の思惑通りにゴミとして捨てざるを得ない事が多々あります。
こんな状況が早く変わればいいな・・・と思っています。

それに似たような状況が企業でも起きていて、それを上手く解消した事例があるので、ヒントになればいいなと思います。

大量生産・大量廃棄のリニアエコノミーからナカナカ抜け出せないアパレル業界。
服とかを作るときは、まず余剰の布が出ます。
そしてその余剰の布は使いようがないので、端材としてアップサイクルするか、リサイクルするとかになります。

でも、せっかく布として、そこにあるのだから布として活用したいですよね。
そして、その布を欲しいと思っている人がいたら、譲ってあげたい、あわよくば販売したいですよね。

そんなマーケットプレイスが実はあります(でも、オーストラリアですけど。)
それは、A.BCHという企業が運営している「Circular Sourcing」というマーケットプレイスです。

そのマーケットプレイスに、余ってしまった布を出品します。
そして、その布を使って製品を作りたい企業が購入します。

という、まぁシンプルなマーケットプレイスなのですが、あるようでないマーケットプレイスだなと思います。

もちろんメルカリみたいなところで出品する事も可能ですが、難しいのが「買いたい人にアプローチする事」です。
メルカリみたいな総合的な売買プラットフォームだと、ニーズが多種多様過ぎてマッチングが起きません。

一方で、このCircular Sourcingのように「余った布」だけが出品されると分かっていれば、
そこの場には、「布が欲しい人だけ」が集まります。
この部分が大事なところです。

今回は「これまで捨てていた要らない布」のケースですが、このようなモノって沢山ある気がします。
手元にある要らないのものが、手間をかけずに売り上げに変わり、そして廃棄予定だったコストも削減され、しかも地球に優しい。

有りそうでで無かった、割と灯台下暗しな事例だなと思います。

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